どうも田中優勝(まさかつ)です。誰それ?
と思ったら、
→プロフィールをどうぞ。美容サロンのIT経営サポーター、とでも言っておきます。
。
先週、無線LANの調子が悪いからと電話があり、近かったのでフォロー訪問した表参道のサロンで、その瞬間を目撃!
結果、やはり「聞く!そして、伝える!ってことが大事!」と改めて感じました!これ、もう一息ステップアップしたい!って若い美容師さんに読んでいただきたいお話かも?
。
お会計中に待合で聞いた会話です。
。
お客様の女性Aさん(以下、A)
「ホント、ありがとうございました!次は、私は何でいつ頃来たらいいんでしたっけ?」
美容師さん(以下、美)
「そうですね!次はカットカラーと…よろしければ、先ほどお伝えしたトリートメントもおススメしたいですね。」
A「あ、ですね。トリートメントか~。前のサロンでは有無を言わさずだったからね~…。ネットにはイイこと書いてたけど。」
美「そうだったみたいですね。今回のデジパーは、4か月くらいはスタイル持続できると思いますが、間でカラーとケアを入れておくのが、Aさんの長さにはちょうどよいですね。」
A「ですね!ありがとうございます!1回が今までより安いし、やること選べるから助かります。」
美「いえいえ。でしたら、毎月カットだけでも来ていただけるとうれしいですね。(笑)状態も見れますし。」
A「あ、ごめん。毎月は、スケジュール的にムリ!でも、定期的にカットカラーやトリートメントを考えたらいいのよね。」
美「はい。Aさんの長さだと、2か月くらいで根元の色が目立ちそうなので、その頃にはまたご案内しますね。4か月後に、もう一度デジパーでもよいしそれはまたその時に相談して決めましょう!」
A「そうですね。ありがとうございます!!みんなに良かった!って宣伝しておくわ!」
。
この会話からの推測ですが、前のサロンとはこんなサロンでしょうか?
①「わざわざ説明しなくても、ウチの技術には自信アリ!だから料金は高いけど、それをわかってくださるお客様に来ていただきたい!」
②「自信なくて、あまり説明できないけど、とにかくウチの料金に負けないように頑張りました!」
③「表参道だぜ!そこの有名サロンだぜ!!ゴタゴタ言わずに、任せな!!!」
まあ、いくつかのパターンが考えられますが、お客様は「有無を言わさず」というとらえ方をしてしまったということ。
。
ここで、時系列に考えてみます。
ご自宅で、お客様の気持ちは…
「いつものサロン、まあスタイルは悪くないけど、高いのよね…ちょっと、他のサロンも探してみようかな。」
(失客予備軍)
「あ、私がいつもなりたいスタイルと近い!しかも初回は安い!ちょっと、調べてみよ。なるほど。丁寧なカウンセリングで髪の状態に合わせて提案…いいんじゃないかしら??予約しよ!」
(失客、そして他店の新規へ)
。
初めてのサロンで…
「あ、ちゃんと前のサロンでのことを聞いてくれた!私の希望も聞いてくれたし、それを踏まえて提案してくれた!」
(施術前に満足)
。
施術後。
「仕上がりもイイ!これから、どんな感じで来ればよいかも提案してくれた!これは次も来なきゃ!!あ、前のサロンを教えてくれた友達とかにも教えなきゃ!」
(リピーター&紹介促進者へ!)
。
となったのではないでしょうか?もちろん「料金が安い!」という第一のフックもあったかもしれません。しかし、私が感じたのはやはりコレです!
伝わっていない!
どんな素晴らしい技術でも、どんなステキなスタイルでも、どんな効果の高いケアでも、どんな高価な製品でも、しっかり伝わっていなければ、不満になるということ。さらに、前のサロンでのことを聞いたからこそ、そこへの不満解消案も提供できています!
(実際、この対応されたスタイリストさんのHot Pepperの新規リピート率は、なかなか良かったです!)
。
一般に大企業と呼ばれたり、有名と思われる企業は、その価値や良さを多大な広告コストをかけて、世間に知らしめています。だから「安物買いの、銭失い」にならないようにと、よく知られているメーカーから購入する。これも、消費者心理の一つ。(SNSの普及によりその傾向も変わりつつあるといわれていますが。)
。
でも、美容サロンのほとんどは地域密着で、大手メーカーとの比較というケースは少ないはず。なので「伝える」ということ、スゴく重要になります。
。
今一度、貴店のサービス・技術・商品・スタッフ・価値など、改めて「伝え方」を見直してみてはいかがでしょうか?
。
POP?説明ツール?ホームページ?トーク?色々ありそうですね。
。
「あたりまえ」になってしまっていること、実はお客様に「伝わっていない」かもしれませんよ~。
。