今回の記事は、プライベートでの『命に係わる体験』から感じたことです。
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自分なりに記憶にも記録にも留めておきたいことだったので、まとまりのない内容かもしれませんが、おつきあいください。
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今や49歳にもなる私ですが、実は今も20代や30代の若者達と趣味のサッカーを続けております。ベンチで試合のヘルプをしたり、審判割り当てが来たら主審や副審をしたり、今でももちろん「試合に出たい!」という気持ちはありますが、それより今はむしろ若者たちの頑張る姿を応援することがメインで、その中でお粗末ながら一緒に体を動かせることなどに、勝手に活力をもらっております。そんな趣味の活動の中で…
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実は、9月中旬に救急車に乗りました。
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とは言っても、自分のことではなく、急病人の救急搬送に同乗した時のお話です。119番通報して救急車を待っている時間、病院に向かっている時間、その後の回復の報告を聞くまでの時間と、本当に様々なことを感じました。
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残暑の続くある日曜日のお昼過ぎ。
社会人サッカーの公式戦は前半1:1
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久々のメンバーが前半で交代。
ハーフタイムが終わり再開か?
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というところで・・・
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「大丈夫ですか?ヤバいですよ!」
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相手チームの方々の声で、交代したメンバーの異変に気付く。主審の方が機転を利かせてくださり、少し再開時間を調整してそのメンバーの様子を確認すると、どうやら熱中症の症状の様子。水分補給や全身を冷やしたりと応急処置するが、手足の痺れなどもあるということで、チームとして救急車を呼ぶことにしました。私がその場で電話したのですが、一瞬「あれ?救急車って119番?」と、日頃は当たり前に認識していることが、少し曖昧になりつつも、連絡して状況を伝えて到着を待つことになりました。
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その間、そのメンバーのことをよく知る他のメンバーが、家族に連絡を取ったり持ち物を確認したりと、できる範囲のことを進めていきます。
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救急車が駐車場につきましたが、反対側の路地に回ってくれる方がすぐに乗せられそうなので、誘導してからそのメンバーに「大丈夫そうか?」と近寄りました。すると・・・
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「ヤバい!ダメダメ!無理無理!」
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そんな言葉を繰り返しながら、フラフラとしたり暴れたり意味不明に叫んだりと、錯乱状態になっていました。救急隊員の方々にもご協力いただき、これ以上動かないようにと体を抑えましたが、本来は若くて体力もあるのでこちらも必死です!
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何とか救急車に乗り移動し始めましたが、病院までの移動中、声をかけたり足をさすったり、少しでもコミュニケーションをとって意識を保ってもらえたらと思いましたが、私のことを認識しているのかどうか?も曖昧な状況が続きます。脈拍等に異常は無かったのですが、意思疎通ができないだけでも、こんなに不安になるのか?と感じました。距離的には15分程度の病院に移動したのですが、いつもの何倍も長く感じる不安な時間でした。
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救急搬送後、医師の状況確認等のやり取りも終わり、家族も到着したので私から状況を説明。
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「重度の脱水症状と思われるが、念のため他のことも含めて検査して、適切な処置を行います。とのことです。」
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私もできるかぎり冷静に対応したつもりですが、不安を隠せなかった部分もあったかもしれません。放置されていたら、何らかの後遺症が残るか、命に係わる状況だったかも?ということも少し聞いていたので、内心はかなり焦っていました。ご家族に任せて病院を出た後、その日の夜には正しく意思疎通もできるようになり、翌日には本人から連絡も届いて、これでひと安心。
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数日で無事に日常生活に戻りました。
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そんな出来事の中で、私なりに大きく感じたことが3つありました!
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①周りの方々の配慮に感謝!
②それぞれの冷静な対応に感謝!
③日々の積み重ねが本当に大事!
最後に…
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①周りの方々の配慮に感謝!
今回の一連の出来事の中で、まずは相手チームの方が異変に気付いて、すぐに声をかけてくださったのが本当に重要でした!もし「少しツラそうだけど、まあ若いから大丈夫でしょ。」と放置されていたら、色々と対応が遅れていて、本当に命の危険があったかもしれません。主審の方も機転を利かせてくださったおかげで、チームとしても素早く動けて、無事に救急搬送まで対応できました。初動と緊急対応が遅かったら命に係わったかも?本当に感謝しかありません!
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②それぞれの冷静な対応に感謝!
その場での①の相手チームの方々や主審の対応もそうですが、救急隊員の方々・医師・病院の受付など、とにかく慌てることなく関わってくださいました。救急車に乗せて移動する前に、しっかりと落ち着かせられるように対応してくれたり、病院に到着後の状況確認も、とにかく丁寧に落ち着いた対応で、むしろ私が「もっと早くした方がいいんじゃないか!」みたいに言ってしまいそうなほど冷静でした。緊急の時ほど冷静な姿勢が大事だと、改めて感じました。
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③日々の積み重ねが本当に大事!
これは、当メンバーにも改めて伝えたのですが、若いとはいえやっぱり『日々の生活の積み重ねが大事』ということ。生活の変化で体重が増加したり、体を動かす機会が減ったりすれば、若くてもあっという間に自分が思うほど動けなくなります。もちろん無理は禁物なので、自分の体調・体力に合わせて、やれることをやっておく。仕事も趣味も、そういう正しく積み重ねられる毎日があってこそ、明るい未来につながるのではと思います。
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最後に…
実は救急搬送されたのは、妻が事務員として働いたことのある病院でした。救急車で到着すると、見たことのある服装の方が受付さえているのを見て「あ!そうか!」と、改めて思い出しました。今回は熱中症と重度の脱水症状での搬送でしたが、妻に改めて話を聞くと、それ以上の深刻な状況での搬送も少なくないそうです。そこでも、受付や看護師・医師とのコミュニケーションなど、正しく冷静に進めるからこそ適切な処置につながる。そんな現場で数年勤務していた妻を尊敬しましたね。
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とまあ、色々ありました。
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結局、当メンバーも無事に退院しましたし、その日の試合も勝ちましたし、当日の他のリーグ戦に影響が出ることなく一日の予定が進んだそうです。本当に大事に至らなくてよかったです。
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オマケで私の話になりますが、実は昨年は3試合フル出場しております。しかも、前後半40分ずつ。本来はGKなのに人手不足でFWでの出場。まあそりゃ役に立たないですよ。高校生からサッカー始めて、GKしかやったことなくて49歳とか、若者達からしたらお荷物でしかないです。でも一応、1点アシストしてます。スピードもフィジカルもテクニックも並以下ですが、一応は最後までボールを追いかけまわすことはできるんです。
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小6と高1の息子のGK自主トレに付き合うために、最低でも週に1回は走ったり自主トレしたりして、できる範囲で自分の身体が動くように日々積み重ねています。そういう活動のおかげが、美容業界の営業マンとして太りたくはないので、30代前半から体型はほぼ変わっていません。むしろ20代後半の方が少し太っていたかもです。それなりには体を動かして、健康に気をつけて、無理しすぎないようにと、アラフィフらしい?日々を過ごしております。
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一番最初にも書きましたが・・・
『今を一生懸命!それが未来につながる!』
趣味も仕事もそういうことかなと。
改めて色々と考えさせられた出来事でした。
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今回は主にプライベートなお話でしたが…