「リピート集客5つのステップ④」です。
アナタのサロンの「リピートしやすい集客」は?
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想像してみてください。
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様々な集客に取り組み、それぞれの新規客数を確認する。その集客数から、何人のお客様がリピートしてくださるのか?さらに、どの集客がもっとも多くリピートしてくださるのかを。
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きっと「どの集客で、多くの新規のお客様がご来店してくださっているのか?」は、確認されているサロンが多いですね。特に、多大なコストをかけた場合は尚更です!まあ、Hot Pepperなどはその集客数や分析レポートを、しっかりと提出してくれますしね。(このレポートにも、実は落とし穴がありますが、そのお話はまた別に書きます。)
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でも「その後、どのくらいリピートしているのか?」を確認しないと、本当に効率よい(費用対効果の高い)集客は何なのか?を見極めることはできないのではと考えます。そこまで分析するには、なかなか手間がかかりますよね。
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しかし、以下の図をご参照ください。ある1年間の新規客数を、来店きっかけごとに集計して、それぞれのリピート状況も明確にした分析資料です。
資料提供:新宿区の美容室
フラココ様(代表:
堀崎勉氏)いつもありがとうございます。
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例えば「Hot Pepperで何名の新規ご来店があって、さらに2回目の来店があったのは何名?そして、それによって得られた売上金額は?」ということまでわかる分析資料です。もちろん、他の「ご紹介・通りがかり・ホームページ」でのご来店後のリピート状況も明確です!
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ここまで見ているサロンは、なかなか無いのでは?まずは「新規のお客様のご来店のきっかけ」をしっかりとヒアリングする必要がありますね。ただし、最近では「紹介・通りがかり・ホームページ・ブログ」など、どんな集客であってもお客様の入り口は「とあるネット予約」に集約されてしまっているケースも多いので、「ご来店のきっかけ」という表現ではなく「一番最初に当店を知ったきっかけは?」というヒアリングがよいのではと考えます。
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そして、ここで本当に考えていただきたいのは、「コストをかけた集客の、新規数とリピートがどうなっているのか?」ではないんです。
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私としては、「本来、リピートが高くあるべき新規のお客様はどうなっているのか?」を考えていただきたいのです。
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まず、上の図でよく見ていただきたいのは「Hot Pepper・ホームページ」でのご来店より「紹介・看板通りがかり・自宅が近い」というきっかけでご来店された新規数の方が多いということ。さらに、リピート率も高いということ。
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これが、長年多くのサロンデータを見てきた私の基準として、地域密着サロンとして正常な状態であると考えています。ただ現実問題として、今や美容業界では大きな影響力を持つHot Pepper、これを無視するわけにはいかないサロンも多いかもしれません。
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ですが、ここでは改めて「本来リピートが高くあるべき集客」の「紹介・地域来店」について、集客数が上がり、リピート率が上がるポイントを書いておきます。この5つのステップの「はじめに」でも書きましたが、地域密着サロンとしての不変の集客を見直してみてください。
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ちなみに、こちらのフラココ様では「紹介・地域来店のリピートがまだまだ低い。この集客数とリピート数を高めることができれば、まだまだサロンとして成長できる!」ということを今期の課題として取り込んでいらっしゃいます。私の個人的な基準では、紹介新規のリピート率は80%以上。地域来店のリピート率は70%を目指してほしいですね。
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【ご紹介来店についてのポイント】
*ただの手段ではなく「同じ価値・お悩み」
*紹介へのわかりやすい「コレ!」がある!
*紹介を「誰に」してほしいのかを明確に!
*評判や噂が「紹介」になる仕組みも大事!
*高リピートに「どうなさいますか?」は▲
以前、まとめとして書いた
→紹介についてのブログもありますので、ざっと記載しておきました。あくまで美容師ではなく、データ屋としての客観的な視点からの意見・手法であることをご考慮ください。(本質は、やはりお客様が「紹介したい!人に薦めたい!」と感じる技術・サービス・接客にあるはずですが。)
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【通りがかり来店について】
*オシャレなだけの看板に意味はあるのか?
*「顔が出ていること」が安心になる!
*来ることだけではなく「検索」も重要!
*スマホで「後で調べる」人も多い時代!
*結局、地域との関わりも大きな要素。
こちらについても、
通りがかりの来店・
地域相互集客等のブログでも詳しく書いています。オープンの時に「ここに決めた!」という想い、きっと立地などにもこだわりはあったはずです。改めて、その地域・立地を最大限に活かすことを考えてみると、まだまだ集客のチャンスはあるのではないでしょうか。
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いかがでしょうか?それぞれの詳細や、言葉でなければ伝えられない部分については、また別の機会にお話できればと思います。
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