「リピートする集客への5つのステップ」
事例・ネタ集・他、の追加です。
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一つ前の「まとめ」にて、「やるべきこと・取り組むべきこと」を書いてみてください。とお伝えしましたので、その参考になればと追加で書きました。せっかくなら、アナログにサロン内で実践するだけではなくて、今の時流に合わせてSNS拡散等も促進できれば、なおよいかと思いますので。
ちょっとした事例・ネタ集です。既に取り組んでいる方も多いことなので、ツール・手法の変化によって、読んでいただく頃には古いネタになってしまうかもしれませんが、参考にしてみてください。
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【インスタグラムでの共感で集客】
既にインスタグラムに力を入れている美容師さんも多いと感じています。モデルさんとのコミュニケーション。スタイル写真の投稿など、確かに「写真投稿の一軍」と言われるインスタグラムは重要なツールですね。そこで、ただ自身が投稿するだけではなく、「自身の存在を知ってもらう」ちょっとした手法をご案内します。
まず、自身が「美容師」「ネイリスト」「エステティシャン」等であることが明確になる写真を、30ほど投稿します。アナタを見た方が「あ、美容師さんだ!」とか「ネイリストさんだ!」と、すぐわかる状態です。そして、自店の周辺スポットを#で検索してください。例えば、吉祥寺であれば「#井の頭公園」とかですかね。そして、ホントにステキだな!と感じる投稿(しかも、自店のお客様として、いずれご来店していただけそうな方の投稿)に「いいね」しちゃいましょう!その方は、アナタの存在に気付いてくれます。
ただの「手段」かもしれませんが、「自店の強み」を理解して、個性も併せて投稿していれば「共感」を得られるはず。これだけで、スタイリスト1人で毎月5~6人の新規のお客様がご来店されるという、縮毛矯正に特化した美容室がありました。「いいね」される側も、悪い気はしないそうですよ。
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【SNSプロフィールで拡散】
近年、スマホの急速な普及により、SNSは身の回りの「あたりまえ」になりつつあります。私が学んだマーケティングコンサルタントの藤村正宏先生も
「SNSがGDPに影響を与えるようになってきた。」というブログを書かれていますが、確かにその通り。「いや、それは一部の情報に敏感な人だけでは?」と思う人もまだ多いかもしれません。でも、確実にここ数年でさらにその影響は高まります。
そんなSNS、「プロフィール写真」って、こだわる人はちゃんと自分の写真か、自分に関する何かにしています。特に「自分・個性」を前面に出している人なら尚更。そんな方は、他の人への影響力も高い方が多い傾向にあります。
せっかく、美容サロンできれいになった姿、SNSプロフィール写真の最高の撮影スポットなのでは?「SNSプロフィール写真、当店で撮影できます!」「ナナメ後ろからもOK!」って感じで、どうでしょう?
そして、それをお客様が、自身のSNSプロフィール写真に採用してくれて、公開OKにしていたらどうでしょう?「あ、ステキ!それ、どこでやったの?」という、そのお客様の友人のコメントが書き込まれるかも?たくさんの人に「拡散」されていくかも?インスタボードをサロンに設置しているところもありますね。
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【おススメMAPで相互集客&拡散】
これは、以前
「相互集客の具体的アイデア」というブログでも書きましたが、周辺地域との関りをもっと活かそう!という手法です。アナタのサロンの周りには、たくさんのショップがあるはずです。飲食店・バー・雑貨屋・リラクサロン・アクセサリーショップなどなど。地域とのおつきあいに積極的なサロンオーナーなら、お互いのお店にショップカードを置き合うという取り組みをされている方もいます。
そういうつながりを「私の街のおススメマップ」として作成してみてはどうでしょうか?
そして、それぞれのショップに置いて、さらにそのお店のオーナーとタグ付けSNS投稿!お互いのお客様が、お互いのお店の存在を知り、拡散されるかも?個人経営店が多いエリアでは、有効なのでは?
実際、サロンオーナーと食事している時に、こんなことがありました。近くの席の方から、何となく会話の中から気づいた様子で「美容師さんなんですか?」と声をかけられました。その方はお近くのアパレルショップの店員さん。「実は、今のお話のような、『お互いのお店で相互集客』みたいな取り組みをしたいと思っていたんです。また具体的にお話できませんか?」って声をかけていただきました。
ニーズ、ありそうですね!
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【看板・ホームページで伝えるのは?】
「見てほしい!」という想いで「デザイン性・オシャレ感」だけを前面に出す事、本当に集客につながっているのでしょうか?モデルのような美しいスタイル、豪華に見えるサロン店内、本当に求めているお客様が多いのでしょうか?
とあるマーケティング塾で学んだ事例ですが、デザインだけにこだわった看板は「ただの風景」になってしまうそうです。そこに変化をつける時、「働いている人の顔」「リアルな店内の風景」が重要だそうです。以前にも、
看板についてのブログを書きましたが、ただ「目につく」だけではなく、「検索してほしい」「まずは見てほしい」という、次のアクションに誘導することも重要。誰でも「手元にスマホがある」時代ですから。
そのために「手に取って、持って帰れるミニパンフ」等も有効ですね。ホームページ内のブログやSNSを随時更新していくことも、同じ考えですね。デザインだけじゃない工夫、ぜひ取り組んでみてください。
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そして他にも、参考までに。
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【クーポンサイトは一般的には…】
代表的なのはHotPepper!!今まで見る限り、集客後のリピート率は平均25~30%。10人集客できても、もう一度来てくださるのは2人か3人。という傾向です。でも、そのリピート率を高めるための工夫はあります!ポイントは「独自化」「ギャップを埋める」「提案」です!最近、30代以上の利用が増えてきており「他にはない価値」が明確で、「お店に行く前の期待」に来店後も近いことで、リピート率が高まりやすい傾向にあるそうです。あとは、意外だったのは「提案」ですね。「安さ」を求めているという印象が強いですが、実は「提案」を求めている方が多いそうです。もちろん、その提案に価値があることが重要ですけどね。以前、
クーポンサイト新規客のリピート率が2倍になった!とうブログを書いたことがありますが、これも「提案」の一つですよね。(あ、今度このブログのサロンオーナーと、名古屋でコラボセミナーやります!)
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【ネット予約はやはり自社に誘導!】
シンプルな話ですが、まだまだ多い!SNSプロフィールのリンク先が「クーポンサイト」というケース。個人的に、本当にもったいないと感じます。自分たちの努力も、全部「クーポンサイト集客」に計上されちゃいますから。(さらには、集客成果報酬や予約の手数料をとられています。)
クーポンサイトネット予約しか、お店に準備されていないならしょうがないかもしれませんが、それでもせめて「ブログ」や「ホームページ」に一旦はリンクしてほしいですね。そして、やはり自社だけのネット予約を整備しておくべきではと思います。これは、営業マンだからというわけではなく「自力集客の明確な入口」としても、本当に重要だと感じます。
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【ホームページの豪華すぎる失敗例】
とある、埼玉県のやや郊外サロンに訪問した時のお話です。ホームページをチェックすると「トータルビューティ!」「最新の技術」「経験のあるスタッフがおもてなし」など、何でもお任せ!的なすごい内容!
でも、集客などで悩んでいるとのお話で訪問したんです。そして、それはサロンに行ってわかりました。実際は「街の小さなのんびりしたサロン」という雰囲気の、昔ながらのお店でした。私は「一体、どんな大きなサロンが、スタッフをたくさん抱えて、多くの集客に困っているんだろう?」って思っていたんです。これ、きっとお客様も一緒ですよね。
あまりにも豪華すぎるから、実際に行ってみて「期待値とのギャップが大きすぎる!」という状態だったんです。リピート率も、正直散々でした。もっとリアルな「ありのまま」をお伝えできる工夫をお伝えしてみたのですが、その後の取り組みはまだ聞けていません。アナタのサロンの「ありのまま」「本当の価値」、しっかりと伝わるホームページになっていますか?
今一度、見直してみてください。
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【ブログ・SNS、しんどいくらいなら】
コレ本当に言ってもいいのかな?って迷ってたんですけどね。「毎日!絶対!何が何でも!」みたいなスタンスでは、続けられないと思うんですよね。ブログを毎日書く!SNSも出来る限り多く投稿!とか、しんどいくらいなら、無理しなくてもいいかなと思います。ちなみに、私のブログの自分ルールは「3日以上は空けない。」です。このペースに慣れると、だいたい3日以内、2日に1回くらいは「あ、これ書きたい!」みたいなことが、何となく楽しみながら思いつくようになりました。SNS投稿も、自分が楽しい!おもしろい!って感じて、見てくださる方が不快にならない内容なら、悪いことはおこらないと思います。まずは「存在する」ことを続けられるか?ですね。
あと「こんなよくわからない投稿を、こんな未熟な文章を、見られるのがちょっとコワい!」「クレームとか、トラブルとか、大丈夫かな?」なんて、不安に思うご意見もよく聞きます。そんな時は、私はこう教えられました。「アナタ、そんなに有名人?芸能人じゃないんだから。逆に、1人くらいクレームが出るくらいになってみたら?そうなったら、きっとそのクレームの10倍は、アナタを助けてくれるコメントが届くはず。そうなる前に、そんな心配するなんて『自意識過剰』ですよ!」って。確かにそうかも(笑)
今や、どんなにSNS上で有名な人でも、最初は「高田馬場なう」みたいなツイートから始まっているんです。あ、それは今やテレビ出演までしちゃってる、ぶっ飛んだアパレル企業の社長
「短パン社長」です。(マーケティング塾では、大変お世話になりました。)
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長くなりました。
まさかの5000文字越え。
でもこれが私が今、美容サロンの皆様にお伝えしたいことを、できるかぎりまとめてみたことです。17年間、美容業界オンリーで、リピート率や集客分析などを行ってきたから、クドくてもお伝えしたかったんです!