3回連載形式ブログの2記事目です。
ここ最近のセミナーや勉強会で、私がお伝えしているのは以下のテーマ。
と…そんな状態への
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そんなお話の中の“本末転倒 ②”
『新しい事を取り入れ、本来の強みを失う。』
という状態と、その対策について書きます。
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新しい事を取り入れ、本来の強みを失う。状態とは?
美容業界、本当に新しい情報が次々と出てきます!新商品発表!既存製品のリニューアル!トレンドに合わせたカラー!季節ごとのメニュー!そういう「新しい事」に目を向けることは大事です。しかし、それにとらわれ過ぎて、実はお客様もスタッフも求めていないようなことを、オーナーだけが追い求めている。結果、自店に今もある本当の魅力を磨くことを怠ってしまう。そんな状況について、2つの例を書いておきます。
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1.何でも『流行り・最新』が正解?
オーナー
『新しいサービスなんですよ!』
お客様
「へえ~。(今の私に必要?それ)」
スタッフ
(はぁ~~~。覚えることが多い…)
少し極端な例ですが、こんな状況あるかも?
トレンドを追うこと、確かに大事です!それを売りにするサロンももちろんあります!でも、それはお客様に求められ、スタッフがお客様に喜んでいただけるように学んで、長く愛されるからこそ『正解』になります。一過性で終わり負担になるだけ。そんな状態になっていないでしょうか?
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2.本当の魅力、見落としていない?
実は、常連さんが大満足の人気メニューがあるとします。これは常連さんとは『いつものメニューで!』で伝わります。しかし、それは“これから常連さんに
なりそうなお客様”に伝わりやすいサービスでしょうか?ありきたりのサービス名が並んだメニュー表、それは提案しやすいメニュー表ではありません。やっと定着し始めたリピーターさんの、まだまだ「本当は色々と他のメニューも試したいのに…」という隠れたニーズを掘り起こすには、自店の魅力を最大限に伝えられる環境づくりも必要です。
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しかし!お客様が求めているわけではない、新しいサービスがどんどん取り入れられる!スタッフにも新しいサービス習得の負担がかかってしまう。そして一過性で長くは続かない。実は、常連さんが知っている本当のサロンの魅力を、最大限に引き出すことができていないので、隠れた人気メニューとして続いているだけ。次の常連さん候補のお客様が、それらの常連さん人気メニューを知る機会は少ない。だからと言って、また何かやらねば!と新しい事に目を向ける。大変そうですよね…
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そんな“本末転倒②”
新しい事を取り入れ、本来の強みを失うへの
『対策』をお伝えします!
主に2つの対策の考え方を書きます。
1.常連さんお気に入りメニュー発掘!
①VIP顧客ランキングリストを活用!
年間お支払い金額順にお客様をリスト化する。この分析表の上位VIP客層・VIP候補客層から、お支払い金額の多いお客様の選ぶメニューの傾向が見えてきます!そして…
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②実は多い!常連さんメニューは?
まだまだ知りたい常連さんクイズ!という言葉がありますが、お店の魅力を引き出すには常連さんの傾向を知ることが重要です!
新しい事を取り入れる時って、客単価アップが目的とか、マンネリを防ぎたいというケースが多いと思います。しかし、目新しいものを取り入れるのは、色々な目を引こうとする時に有効な場合が多いです。今いる常連さん、これから常連さんになりそうなお客様、そんなお客様をより引き上げることの方が、実は長期的な客単価アップにつながりやすいです!顧客ランキングリストって、便利で宝の山となるヒントが隠れているんです!
そんなVIP・VIP候補客が求めていることを、より明確にしてお客様に『伝える』という取り組みが、本当の強みにつながります!
2.まだ知らないお客様に伝える!
『伝わる』ネーミングは何でもイイんです!
ある郊外サロン。地域密着で長く繁盛されているのですが、データ分析サポート勉強会にてこんなことがありました。
若い女性スタッフさん
「オーナー!このメニュー、人気なのはわかるんですけど、名前がダサくないですか?」
そういうやりとりが通用する、和気あいあいとした雰囲気の中での、若いスタッフならではのおちゃめな発言です。するとオーナーより…
「バカ言っちゃいけないよ!このシンデレラコース(仮)は、ウチの店で長年愛されてきているメニューなんだよ!これはデータが証明してるんだ!」
とのこと。確かに、このサロンの長く通っている常連さんの多くは、通い続けることで健康な毛髪が持続する、人気の「シンデレラコース(仮)」を選ばれていました。他のベテランスタッフさんも、少し苦笑いしながらそのお話を聞いていました。実はこのシンデレラコース(仮)は、他にも3パターンほどあって、それぞれが非常に分かりやすくメニュー表と店内に案内されています。これが、常連さんやVIP客候補に「伝わる」ということです。
メーカーが決めた商品名・トレンドで誰もが知っている商品名、それは聞いたことがあるから良さそうと思われているだけ。本当のサロンの強みとお客様のニーズにはマッチングしていません。
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VIP顧客ランキングリストから引き出す、本当に魅力あるメニューの傾向。
お店の本当の魅力を知り、それを求めるお客様に『伝わる』メニューづくり。
それぞれ、自店の本来の良さを引き出すヒントにしてみてください。
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への対策でした。他、2つの『本末転倒』な状態と、その対策も書いています。
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「新規客が多くて、常連客を失う」
「プラスメニューで、リピート率がダウン」
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改めて・・・
と…そんな状態への
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ご興味あれば、過去記事・Youtubeも是非!
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そんな感じで、各地(今はオンラインが主ですが)でセミナー開催中な私の初の著書『ゆるガチ集客』は、以下より購入できます!
皆様のサロン、スタッフの皆様が…
リピートビジネスとして、地域ビジネスとして、教育ビジネスとして、より効率よく繁栄・成長されることを願っております。。