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とあるサロン様の予約表です。お馴染みの“B”マークはホットペッパービューティーからのネット予約。そして緑色の“LINE”はLINE公式アカウントからのネット予約です。約1週間先の土曜日の予約状況です。さらに…
翌日の日曜日。何と“B”予約は1件のみ!それ以外は、通常の電話予約と“LINE”ネット予約です!
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今や、多くのサロンが「やっぱネット予約はホットペッパーでしょ!」と考えていて、リピーターのお客様にもどんどん“B”ネット予約のご利用をオススメする時代です。まあそれも今の時流に沿った1つの正解とも言えるでしょう。しかし、サロン経営者の皆様に一言お伝えしたい!
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「本当に、それでイイんですか?」
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この時点で「何なの?今の美容業界に、まだそんな古臭いこと言ってる人がいるの?」と思われた方、そっとこのページを閉じて読むのをやめてください。そして、実は大きなムダになっている集客コストを、そのまま垂れ流してください。
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ではここからは、ある地域密着サロン様の「LINE公式アカウントを活かしたネット予約促進による、集客コスト最適化事例」の一部をお伝えしていきます。
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【目次】
➀なぜホトペ予約ではなくLINE予約?
②実はホトペ予約オンリーの店舗も?
➂ネット予約コストは何と10分の1!
④お客様へのご案内方法のポイントは?
⑤LINE予約>ホトペ予約のデメリットは?
⑥今一度「地域密着」の強みを考える。
⑦今回の記事掲載ご協力サロン様。
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➀なぜホトペ予約ではなくLINE予約?
今や「ホットペッパー全盛期!」とも言えそうな美容業界(実際はそうでもないかもしれませんが…)において、なぜお客様にどんどん“LINE予約”をオススメしているのか?その答えのひとつは「既存客優先予約」だからでしょう。長く地域密着で成り立っているサロンでも、ある程度の新規集客は必要ですし、そのためにホットペッパーに掲載しています。でも、既存客も新規客も同列、さらには新規客優先の予約体制を作ることは、実はサロンにとっては非常にもったいない状況を作り出しています。
*新規が多いと常連客の予約枠が減る!
*常連客の来店周期が長くなる!
*常連客の予約を断りさらには失客!
図にすると以下の様になります。
だからこそ、既存客、特に常連客が先に予約できるように“LINE予約”をどんどんオススメする!そして、既存客で予約がいっぱいになっている予約表のスキマに新規客が入ってくればよい。それを理想としているから、既存客が優先される“LINE予約”をオススメできるというわけです。
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②実はホトペ予約オンリーの店舗も?
ちなみに、同グループの2020年4月にオープンしたサロンは、実は2022年の最初はホトペネット予約オンリーサロンでした。そして、地域のホトペAWARDも受賞されています!それでも、今は“LINE予約”へのシフトをどんどん進めています。なぜ?
こちらについても明確な理由があります。同地域にある別のグループ店舗で、ホトペネット予約で新規集客を始める時に同時に“LINE予約”もスタートさせて、ご来店されるお客様にどんどん“LINE予約”をオススメしました。今やその店舗では、週末がすべて“LINE予約”で埋め尽くされています。そういうグループ店舗での実績があるからこそ、先にホトペネット予約オンリーだったサロンでも“LINE予約”で常連客優先の予約体制を作っていくことのメリットが充分に感じられているのでしょう。ちなみに、以下のような予約表になっています。この日はすべて“LINE”マークの予約です。
ホントにホトペにも掲載しているんですよ!このスキマに、サロンを検索して「予約したい!」と思いついた新規客が徐々に入ってきます。
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➂ネット予約コストは何と10分の1!
ここで、ネット予約にかかる費用について。非常に大きなコスト削減につながっています!ホットペッパーの予約管理システム「サロンボード」の「ポイント付与・利用実績」で実際に比較してみました。
ホトペネット予約オンリー店舗
最大請求予定金額:約32,000円
LINEネット予約オススメ店舗
最大請求予定金額:約3,300円
リアルな数字です!本当に約10分の1に抑えられているんです!この数字って「戻ってくるポイントと相殺されるから、気にしなくていいんじゃないの?」と言われるサロンの方もいますが、それ本当に大きな勘違いです!上記の様に努力や工夫次第で減らせるコストですから!ちなみに、以下のページの事です。
気になる方は自店舗のページも確認してみてください。ホトペネット予約オンリーのサロン様では、この請求予定金額が毎月5万以上になっていることも多いです。毎月の掲載費用以外に月5万って、かなりの金額だと思いませんか?それが仮に月1万に下げられるなら、例えば“LINE予約”ツール導入に月1万かかっても、差し引きでコスト削減につながる非常に有効な設備投資と言えます。
ちなみにこちらのグループでは、毎月の掲載費用も徐々に抑えられています。既存客優先の予約体制であれば、必要な最適新規数がある程度は見えてきます。ホトペネット予約利用者数が多いと、何となく「やっぱそれなりのお金かけて掲載しておくべきかな?」と高額なプランを継続しがちではないでしょうか?でも、自社ネット予約で「既存客優先」の予約体制ができていれば、必要新規数も見えてくるし、掲載プランのリアルな新規集客効果もわかりやすくなります。
同サロンでは、AWARDを受賞された店舗でも、サロンの今後の状況に合わせてホトペ掲載プランを下げています。いずれ、もう1店舗でも同じ戦略が見込めます。ネット予約コストだけではなく、掲載プランの月額も自社の状況に応じて削減出来きることは、集客コストをムダに垂れ流さなくてよい、非常に健全なサロン経営と言えるのではないでしょうか。
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④お客様へのご案内方法のポイントは?
この部分については、きっと「どんな特典をつけているの?」と思われる方も多いでしょう。しかし、ここで最も重要なのは、今回の記事の冒頭に書いた“お客様との関係性”が“LINEでより強くなる!”ということです!
今まで使っていたアプリより“LINE公式アカウント”が便利になった!LINEを使うのが当たり前の時代になり、ネット予約を求めるお客様も増えてきた!いつも使うアプリだから、メッセージも目に留まりやすい!そういう時流もあるので“LINEネット予約”を導入して、昔からの既存客優先の体制でネット予約を浸透させていきたい!
「当店のお客様は、私たちのオススメを信じてくださる方ばかりです!別の言い方をすれば“言うことを聞いてくださる”んです。長年のお客様には『ウチのお店で導入した仕組みが正しい!これがお客様にとって最適!』と、自信を持って伝えることで納得してくれます。」
ベストであると自信を持って伝える!これが意外にできないんです!
こういうお話をすると「ホトペの方がポイントが付くから、断られることもあるし。」とか「ホトペ使う方がお客様も便利だと思うし。」と、自分たちがオススメするべきものに自信が無いことを“お客様のせいにしている”言い訳をよく聞きます。
次回予約なども同じですね。お客様のヘアスタイル維持にも予約日時確保にも最適で、サロンとしてもヘアスタイル管理にも施術時間の確保にも最適。だから、自信を持ってオススメするので、既存客の予約で2ヶ月先まで埋まる。で、そのスキマに新規客が入ってくればよい。
特典やメリットだけではなく、ベストな仕組みをサロンとお客様との関係性に落とし込む。LINE予約に限らず、どんな提案でも「お互いにベスト」を自信を持って伝えること。そのためのツール・意思共有等の準備をしっかりしておくこと。それが重要なのではないでしょうか。
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⑤LINE予約>ホトペ予約のデメリットは?
新しい仕組みの導入には、現実的な部分でデメリットも理解しておくべき。LINE公式アカウントを使うということは、定期的なメッセージ配信をしないと、お客様のトークルーム内でサロンの公式アカウントがどんどん下に表示されてしまいます。でも、メッセージを多く使うと有料プランになる。(2023年6月からLINE公式アカウントの無料プランでは、1ヶ月のメッセージ数は200通となる予定です。詳しくは
→LINE公式サイトの料金プラン改定案内へ)
なので、まずコスト面では定額費用が発生する可能性があります。そして、弊社のPOS連携(→
LINEミニアプリ連携リリース記事)でもオプション費用が発生します。大まかに考えて、最大月額2万程度の設備投資で今より良くなるか?を考える必要があります。
そして“LINE予約”を圧倒的に増やすということは、ホトペネット予約数が激減するので、ホトペAWARD受賞は期待できません。なので、新規集客&ブランド認知戦略として「ホトペ第一!」という場合にはオススメできません。
ここは、今後の戦略・立地・ブランド力・認知度等で、それぞれのサロンの考え方があると思います。なので、個人的には「地域密着経営の中小規模サロン様」に適している仕組みでは無いかと感じています。
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⑥今一度「地域密着」の強みを考える。
地域密着サロンの最大の強みのひとつは…
『常連のお客様との信頼関係』
これは今も昔も変わらないはずです。
ですが、今の美容業界ではそれよりも『集客メディアに信頼される!』ことの方が重視されていると感じます。もちろんそれも戦略の一つです。それで集客・求人・企業成長が促進される例もあります。しかし、全てのサロンが横一列で同じことを行ってしまうと、それはそのサロン独自の戦略ではありません。結局は『お金を使えるところが強い』という取り組みで、流動するお客様を『集客コストをかけ続けて奪い合う』という競争に巻き込まれるだけではないかと思います。
美容業界に20年以上関わってきても、美容業界はほとんどのサロンが『リピートビジネス』であり『地域密着ビジネス』であることは変わっていません。
「大手集客サイトを利用するお客様が多いのも当たり前」なら、同じように「LINEを利用するお客様が多いのも当たり前」です。今回は“LINE予約”というツールが、地域密着サロンの“既存客優先予約”の体制と“集客コスト削減”につながった。それは、お客様との信頼関係をより強くできるのが、たまたま今の時流に合っている“LINE予約”だった。ということでもあります。
『常連のお客様との信頼関係』
ここに自信を持って、サロンとお客様に最適だと選んだツールをオススメする。それがサロンの長期繁栄につながる。弊社製品のオプション提案でそんなお手伝いができれば、私たちの存在意義も高められるのかもしれません。
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⑦今回の記事掲載ご協力サロン様。
神奈川県相模原市SKYグループ
池田弘城社長、ありがとうございました!
11月初旬の出張時からしばらく時間が経ってしまいましが“LINEネット予約が90%以上”になっているという貴重なお話、本当に勉強させていただきました!リニューアル後のサロンの様子も拝見させていただき、地域密着サロンとして長期繁栄を続けていらっしゃる理由が伝わってきました。
地域密着サロンとして『お客様との信頼』がより深く強くなる。これからもそんな長期繁栄を続けられる一端に、弊社製品・ツール等が少しでもお役に立てれば幸いです。
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今回の事例でご紹介したLINE連携ツールは、以下の製品のオプションとしてご利用可能です。
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