ふと、こんなことを考えました。
実は、あまりホトペの会員数とか気にしたことが無かったんですよね。まあ、集客できるところでは、上手に活用した方がよいツールですし、実際に結果も出ているサロンも多いです。
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データ分析屋の視点では、どうしても「リピート率の低い新規集客」と見てしまいますが…
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それでも若手スタイリストが入客を増やすには、お金をかければ手っ取り早い。ある意味、教育コストとして考えれば、ここは使い方次第です。
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集客できるということは、お客様の登録数も多いということ。で、ふと調べたら2464万人とのこと。日本の人口1億2000万人から、ざっと美容院を利用するであろう人口『美容対象人口』を算出すると5500万人らしいです。今、男性の美容院利用者も増えているので、もう少し多いのかな?とも思いますが、まあそこは大まかに考えます。
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ここから、
タイトルの3036万人を算出しました。
5500万人-2464万人ですね。
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美容業界では、約3000万人がまだホトペ以外の集客で動く可能性があるということ。
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この考え方について…
いくつかの共感をいただきましたので、改めて自分の考えを書いておこうと思いました。あまりまとめたりするわけでもなく、個人的な思いを書き連ねますので、読みづらかったらスミマセン。
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聞く話によると、今はホトペ利用者の年齢も30~40代が多いらしいですね。ちょっと前は、その年代はオズモールが強いという印象でした。若い利用者が多いからリピート率が悪い。そんなイメージもありましたが、30~40代ならまた違ってきているのかも?とも考えられますね。
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とは言え、あくまで私たちがデータを見ている限りの傾向では、やはりホトペ新規のリピート率は20%台がよくある数字です。10人集客しても2人か3人しかリピートしない。これは、やはり『ホトペモール』内でグルグルと回っているお客様が多いのかな~?と考えてしまう訳です。
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最近、地方都市のサロン様を訪問する機会が増えています。訪問前に、そのサロン様のホトペなどのWeb媒体等を見るのですが、正直なところあまり工夫されていないと感じます。たまに、クーポン掲載とか文章とかに工夫している点が見られますが、それでも、あまり掲載費用が高くないプランです。出張続きで都市部や中心地を訪問する時とは、全く違った視点を持たなければいけないと感じます。
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そんな傾向を見ていて感じたこと。
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その地域のお店として・・・
*生き残ることを目指すなら?
*出店・規模等の成長を目指すなら?
*業界内でも『話題の店』を目指すなら?
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そういう、目指すところによって、こういう集客媒体の使い方・選び方は違ってくるんでしょう。ちょうど先日、倉敷市のサロンオーナー様とお話していて、こんなケースがありました。
*ホトペ無料プラン利用
*クーポン掲載ナシ
*ブログ無し・口コミ少々
*ネット予約は可能
*毎月約20人がネット予約
こちらのサロンにとっては、これで充分!昔からあるサロンとして、地域認知度は充分!コロナ問題の影響もほぼなく、改めて『既存のお客様』が変わらずご来店いただけることに感謝されていました。次回予約率も高いので、顧客数を大幅に増やすことなく「来店効率の最適化」ができている。なので、補う新規数も明確で、育成のための新規数も多くは必要ではない。ただ、ネット予約が便利というお客様ニーズと、世間の認知度のあるWeb媒体への掲載で、ある意味「安心感」が得られる。そして、そのコストとして毎月¥5,000前後の、ネット予約手数料がかかるのはやむを得ない。これは、ホトペの利用か共存ですね。
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上記の美容院は、まさに「地域密着」な店舗ですが、美容業界の約8割は地域密着な経営スタイルであろうと、私は考えています。その地域の捉え方が、町・市・県と違ってくるわけです。
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『町』の地域密着店で、仮に5人くらいのスタッフで『生き残る』なら、おおまかに考えれば顧客カルテは1000枚で充分です。(お客様ではなく、データ屋としてあえてカルテと表現していきます。)その1000枚のカルテを維持・来店の最大効率化することを先に考えれば、集客数はそこまで多く必要ありません。逆に、先に集客数を考えて、来店の最大効率化を軽視すると、そこで地域密着の良さが失われてしまう様に感じます。地域認知来店・紹介などの集客がベストではないでしょうか?まあ、世間の認知度と安心感のために、定額か無料か成果報酬型の集客媒体への掲載が、コストと成果のバランスが良さそうな気がします。
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『市』の地域密着店で、これからもスタッフを増やして『成長する』なら、きっと3店舗以上は展開されていて、周りにも少し知られている存在の店舗でしょう。集客だけではなく、スタッフの採用にもそういう影響力は必要になりますから。地域認知度だけで、若い美容師育成のための集客までできればベストですが、そこがなかなか実現できないケースも多いはず。やはり、美容師・スタイリストとして、入客数は成長に必要なことです。そこをお金で解決するには、集客媒体にある程度のコストをかける方がよいケースも出てくるでしょう。今は、時代的に『自分の足・力で、お客様を増やせ!』みたいな考えは難しいのかもしれませんね。逆に、今の時代でもトコトンそれを追求していて、それが文化として根付いていれば、地方都市の地域密着店としては最強かもしれません。実際に、そういうケースも見たことがあります。『時代に沿った』なのか?『昔からの古き良きもの』を貫くのか?そして、入社したいお店としてどちらが選ばれるのか?集客の成果だけでなはい、色々な影響も考える必要がありそうです。
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『県』までいくと、これはもう地域密着ではないですかね?でも、地方になればなるほど『県』でも地域密着になれそうな気もします。例えば、私の地元岡山県なら、岡山市がやはり中心地です。で、私は鳥取県と岡山県の境目のような、いわゆる県北出身です。なので、岡山市内で有名!と言われたら『それはスゴイ!』って感じます。それだけでも、採用という面では幅が広がりますね。そうなると、まあ世間で認知度の高いホトペにも、ある程度の情報がある方がよい。集客だけではなく、採用のブランド力としてもホトペは利用できます。若い美容師さんや、美容師を目指す若者にとっては、誰もが知るツールに新しい情報が掲載されていることは、評価ポイントが高いはずです。最低でも、ブログ・口コミ・クーポン等が、それなりに目立つようにあった方がインパクトはあるでしょうね。完全に「採用」寄りの話になってしまいました。「集客」については、認知度をホトペで上げておいて、地域来店や紹介来店を増やすという流れがつくれたら良いでしょう。認知・興味・入り口、すべてをホトペにするのではなく、やはり『自社・自力』を確保しておき、あくまで「顧客の来店最適化」を最優先として、その次に『補う+成長するための新規』という姿勢であってほしいです。
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結局、最初の『3036万人を集客』というテーマから、何が言いたかったのか?
『依存・共存・利用』
これをハッキリしておくべき!
そんな感じでしょうか?
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本当に、まとまりなくてスミマセン。
こんなグダグダな書き方、久しぶりかも?
ちょっと、ブログを書き始めた頃に気持ちに戻ってみようかな?という感じで書きました。少しでも、何かのヒントになれば幸いです。