簡単に言うとポス(POS)レジ屋さんです。が、セミナー講師・営業マン・情報発信・経営サポート・コンサルティングなどなど、色々と活動しております。詳しくは
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ふと、改めてお伝えしたくなったことです。
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美容室だけに限らず、レジでの代金の受取りとお釣りの渡し方って、ちょっとしたことを意識することで、お客様の「不安」を防ぎ「安心」を与えられるはず。というお話です。
これ、たぶん約15年前に聞いた話なのですが、出張先のホテルで代金を支払っている時に思い出した、安心できる「お釣りの渡し方」と「お金の受け取り方」の手順について。
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レジにて、お客様に料金を伝える。
お客様が、お支払代金を置いてくださる。
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その後…
①置いていただいたお代金を確認後はそのまま置いて、先にお釣りを渡す。
②置いてあるお札が数種類ある場合は、それを改めてちゃんと広げて見せて、レジに入れる。
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この手順が「不安にさせない」正しい手順!
と、どこかで教えてもらった記憶があります。(福岡に住んでいた時に聞いたはずですが、昔の話すぎて誰に教わったかさえ、記憶が曖昧でスミマセン。)
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うまく伝わってますかね?
逆のパターンを書いてみますね。
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レジにて、お客様に料金を伝える。
お客様が、お支払代金を置いてくださる。
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その後…
①いただいたお金を確認してレジに入れる。
②その後、お釣りを渡す。
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まあ、ほとんど無いことだとは思いますが。
4500円の料金に対してお客様は5000円出していたつもりなのに、1枚1000円札と10,000札を間違えて出していて、実は14,000円を置いていた。しかも重なっているからこちらも気づかない。で、お釣りを500円渡してしまう。
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何とも思わずにお店を出るが、ふと買い物する時にサイフを見て「あれ?こんなにサイフにお金無かったかな?もしかして…あの買い物の時かな?いや、美容室かな?いや、コンビニかな?う〜ん。もう確かめようがない。それぞれ聞いてみようかな…でも、お金のことなんかを確認したら次から行きにくいし…あ〜モヤモヤする〜!」
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なんてことになっているかも?
(お店ではレジ締めで、現金過不足の確認をしていると「あれ?誰だろう?もらい過ぎ?」みたいな会話になっていますかね?)
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この、先にお釣りを渡す。そして、いただいたお金を改めて見せてからレジに入れる、という手順が正しいやり方なのかは、特にルールがあるわけではないと思います。ただ、少なくとも私にとっては「安心できる」お会計と感じました!
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たまたま、宿泊したTYホテルのフロントの方がこのやり方をしていただけかもしれませんが、ちゃんと「不安を与えない」ための手順として、しっかりとわかりやすくお会計してくれると、些細なことかもしれませんが、わかるお客様は「あ、ちゃんとしてくれてる!」と安心してくださり、施術や接客以外の満足度も上がるかもしれません。
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と、書いているうちに思い出しました。
約10年前の、都内の某有名サロン様への弊社ポスレジシステム納品の立ち会いサポート対応時に、フロントの方がこの手順でお釣りを渡していたのを見て「さすがですね!」って、雑談したことを。
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もちろん、技術・接客・サービス・人間性などなど、様々な要素によって「また来よう!」とリピートにつながるのだとは思いますが、この「お釣りの渡し方」と「お金の受け取り方」も、お客様満足につながる重要な対応のひとつではないでしょうか?
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きっと、ここ最近お会いしている方々と「再来率の向上」には「業務プロセスの見直し」が重要!というお話や、実は「個人的にやっているちょっとした工夫」を、誰でもができるように「共有する」ことで、お店全体のサービス向上につながる!というようなお話をよくしていたので、この「お釣り」と「お支払代金」についてのお話を、改めて書こうと思ったのかもしれません。情報発信のスイッチは、色々な場面にありますね。
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お会計の時の手順、改めて考えてみてはいかがでしょうか?ご参考になれば幸いです。