どうも田中優勝(まさかつ)です。誰それ?
と思ったら、
→プロフィールをどうぞ。美容サロンのIT経営サポーター、とでも言っておきます。
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実は私、何と!美容室の経営を、2期行っていたんですよ!その名も「HairMakeEXCEED」
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しかも、あのソフトバンク孫正義社長が参考にしているという取り組みを用いて!
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今のところ、キャッシュは何とか回っておりますが、1年目は借入金の返済等もあり赤字で終わり、2年目はもう一息で黒字になるところだったのですが…
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いやいや、現場で集客・サロンワークのことだけを考えていては、サロン内の設備投資・教育・仕入・資金繰りなどおろそかになってしまう。難しいですね~!
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って感じの経営シミュレーションができる「MG」(ManagementGame)という体験をしてきたんです!
このMGですが、なんと1976年から経営におけるB/S(バランスシート)・C/F(キャッシュフロー)を学ぶ手法として広く用いられていたそうです。
美容業界に、技術・接客などを学べる機会はたくさんありますが、このMGのように財務やマネジメントを楽しく体験できる機会は、他になかなか無いのでは?ということから、2011年6月に美容版が誕生したそうです。
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今回、お誘いいただいたインストラクターの
東野公喜さん、貴重な機会をありがとうございました!
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この下のゲーム盤みたいなの、
見たことありませんか?
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なんと、冒頭の孫正義社長が「MGを体験していなかったら、今のソフトバンクは無かった!」「MGの中なら、何度でも赤字を出せ!何度でも倒産させろ!100期以上経験しろ!と言っているそうです。
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ざっくりと説明します。
上のゲーム盤みたいなのは、サロンを構える市場です。そこに、お客様・スタッフ・購入する機材・広告・教育などのパーツがあり、その市場に何人かがサロンを出店して、様々な経営に関わる行動をしていきます。
行動は、あるカードを順番にめくり、その中にある選択肢から選んで決めていきます。そのカードを引いたとき、サロンワークの表舞台となる「集客・接客」などと、裏方にあたる「教育・仕入れ・設備投資」などの、2つの行動を選択しながら進めていきます。
ちなみに、集客で多くのお客様が来るのか?どんな施術を希望のお客様が来るか?などは、サイコロで決まります。
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そして、下の図が私の経営するサロンです。
借入してオープンして1期目(約半年)の、私のサロンは以下の状況です。
*技術者兼経営者のオーナー(私)
*と、アシスタント1名。
*カラー・パーマができる設備あり
*広告(チラシ等)と看板で集客
*お客様が2名ご来店(施術待ち)
*材料をやや多めに仕入れている
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ここから、さらにカードを引いて行動を進めていきます。ちなみに、今回はインストラクターの東野さん、美容学校の先生、私の3人でこの市場でサロン経営を行いました。
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カードには表舞台の「お客様来店」「施術へ通す」「お見送りする」と、裏方の「パーマの機器を導入する」「教育のための研修に行かせる」ということ以外にも、「チャンス&リスク!」ということが発生し、良いこともあれば、突然のトラブルなどもあります!
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いきなり「スタッフが退職」とか出ると驚きますよ!せっかくここまで費用をかけてきたのに!って。でも、教育費を多くかけていたら「説得カードで退職の確率が半減!」となり、サイコロで引き留められるかが決まるとか、本当に様々なシーンが出てきます!
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まあ、詳細は体験するのがイチバンですが…
ここで私の1期目の決算書です。
▲65…結構な赤字決算です。
つい「あれっ?」って言っちゃいました!
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割と、早めの設備投資と教育ができ、地道にお客様も集まっていたので、自信あったんですよ!
「広告、ちょっと早かったかな?」
「教育、お金かけすぎたかな?」
「来期は、この体制でステップアップを!」
とか、考えちゃいました!
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とまあ、こんな感じの体験が約2時間ほどで可能です!
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私は、小型サロンで技術者兼オーナーが、少しずつ成長していくことをイメージしましたが、大型店で始めるなら「借り入れが多い」「スタッフ数も多い」「席数も多い」という体制からも始められます。
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東野さんによると…
「実際のサロンオーナーがやると、その人のクセが結構出てきますよ!集客に先にお金をかける人とか、教育にお金をかける人とか、リスクヘッジを優先する人とか。黒字になる場合も、赤字になる場合も、正解は一つじゃないが、必ずやるべきことはある。2側面の行動に対する判断を如何に早くできるか、が学べますね。」
とのこと。
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ほんの1日。しかも4時間で2期分しか体験できませんでしたが、本当に勉強になりました!
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これは、サロンオーナーはもちろんですが、スタッフさん・美容学生さん・独立前の美容師さんなど、様々な立場の人に体験してほしいと感じました!
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東野さん
ありがとうございました!