2018/03/30
ぜひ試していただきたい!
イイところ探しミーティング!
美容業界オンリー19年目の営業マン。
田中優勝です。
あとは「実践」あるのみ!!
それぞれ、詳細を書いていきます。
①まず「新規リピート率」を知る。
最初に、現状を理解していなければ「これからどうしていきたいのか?」は考えられません。なので、まずはサロンの新規リピート率を確認します。今回ミーティングを実施したサロンは、実は一昨年頃までの新規リピート率は、年間平均で50%近かったんです。しかし、最近は40%以下になることも。これを「集客も変わるからしょうがない。」「デビューしたスタイリストも多いからしょうがない。」で放置しますか?いえ。こちらのサロンでは「今のうちにリピート率アップに取り組んでおこう!」と、そう考えました。(実際、新規リピート率が40%以下でも、それを『あたりまえ』と思ってしまっているケースも多いのでは?)
②新規リピート率トップは約60%!
ここで、リピート率の悪い人に「何を改善するの?」と言っても、正直なところすぐにアイデアは出ません!改善策がわかっていたら、リピート率は良くなっているはずですから。なので、ここでは「最も新規リピート率の良い人は?」をクローズアップしました!何と!「新規リピート率は約60%」でした!新規を10人担当したら、6人がもう一度来てくれます!
③トップの人は、何をしたのか?
その「新規リピート率60%」のスタイリストは「何をしているのか?」それを話してもらいました。すると「え、そんなことやってたの?」「へえ~、確かにそうかも?」と、見えていなかったアイデアが具体的になっていきます。3つだけ例を書きますね。
「ネット予約の場合、ご来店前にお客様の属性をできる限りチェックして、接客イメージを考えておきます!」
「私を指名してくださっている場合は、ご来店時に全力で『指名してくださってありがとう!』を伝えます!」
「私自身が『美容が好き!』という気持ちを、お客様が興味を持っている『髪のこと・化粧品・健康』に絡めてしっかりと伝えます!」
④トップの人は、他からどう見えるのか?
今度は、本人からではなく、周りから見て感じたことを話してもらいました。「最後は、美容の話と次の提案で締めくくっている」「お客様の、他のお店での不満や『変わりたい!』という想いに、しっかりと応えようとしている。」これは、本人の言っていることと、周りが感じていることが一致していれば「間違いない!」という確認にもなりますね。
⑤それを皆が見えるように書き出す。
これ、ホントに重要です!ただ話しているだけよりも、しっかりと書き出すことで非常に具体的になってきます!「話す・聞く」だけじゃなく「書く・見る」が、さらに「気づき」を増やしてくれるので、これは絶対に忘れてはいけません!書き出さないと、効果は半減かも?
⑥「独自性」と「共有ごと」に分ける。
もちろん、その人にしかできないこともありました。逆に、これは「すぐに誰でもできるのんじゃないかな?」ということも見つかります。これを明確にしておかないと、最後の「共有ごと」にたどりつきにくくなってしまいますね。
⑦「共有ごと」をより明確にする。
ここで、⑤で書き出して⑥で分けたことが非常に重要だと感じていただけます。今回見つかった共有ごとの中から、すぐできそうなことを3つだけ書きます。
*ご来店前の事前情報チェック!
自分が予約の電話を取れなかった場合でも「どんな感じで予約してきたのか?」「何を希望してそうだったか?」など、電話受付したスタッフに少しでも事前情報を聞いておく。これは、受付時に「何を聞き出すべきか?」の簡単なマニュアルがあってもいいかもしれませんね。
*新規受付票に「他店の不満」追加!
新規客は「他のサロンで不満があった」から別のサロンに行こうと思うこともあるのでは?そんな気持ちを少しでも知っておくための工夫ということです。「他の美容室で、何か気になることや不快な思いをされたことはありますか?」という記載をしてみる。又は「他の美容室でのご不満」と書いて、「□クシの通し方が痛かった。□シャンプーで首が痛かった。□スタイル提案が無かった。□雑談が多すぎた。」等、チェック形式にしてもよいですね。
*最後は「美容」の話で次回提案!
世間話や雑談で自分との「共通点」を見つけて共感を得ることも接客には重要ですが、その中でもやはり『美容のプロ』として伝えることは、しっかりとお話するべき!会話の中で「髪のこと・健康・化粧品」など美容に関わる話が出た時には、そこにしっかりと自身の美容知識をお伝えする。そして、お帰りの際にはその方の未来のイベントに合わせて、お伝えした『美』の話も絡めて「次は〇〇でキレイになりましょう!」というような「次につながる」お見送りを心がける。そこで『次回予約』などが取れると、よりカンペキですね。