業種としては、美容サロン専門のポスレジ屋です。が、セミナー講師・営業マン・情報発信・経営サポート・コンサルティングなどなど、色々と活動しております。詳しくは
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「電話」について。
そろそろ、本当に「電話」がいらなくなる時代が近づいているのかもしれません。
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誤解の無いように先に言いますが、やっぱり実際に「話す」ことは重要です。特に「会って話す」ことは。しかし、これさえも「会って話す」ではなく「顔を見て話す」なら、すでに様々なツールによって、離れていても実現できちゃいます。
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そういう「会って」「顔(表情)を見て」話すことは、最後には本当に大事!でも、その「顔を見る」「会う」までのプロセスにおいて、もう「顔を見ないで、電話で話す。」というコミュニケーションが重要ではなく、「文字」だけで、できるかぎり会うまでの情報を伝えるのが、あたりまえになる時代が近づいて来ているのではないでしょうか?
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と思ったきっかけは、サムネ画像のサロンに訪問した時に聞いたお話です。
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オーナーお一人のマンツーマンサロン。既存のお客様の次回予約で多くの時間が埋まっており、オープンから、多くのお客様に対応すべく、時には深夜の営業まで。お一人サロンだからこそできる柔軟な対応で、非常に順調な滑り出しのご様子です。
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で、私は弊社のサロン管理ポスレジのご契約関連の書類を取りに来ていたのですが、そのアポイントもLINEでした。最後のお客様がいらっしゃるので、私はご依頼のあった電話設置の確認を少々。問題なく電話も使えます。
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で、22:00過ぎに最後のお客様がお帰りになられて、オーナー様とのお話へ。契約関連のお話の前に、先に私から「ご購入された電話は正しく設置されていて使えますよ。」とお伝えしました。すると。
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「あ、ちゃんと鳴るんですね。よかった!今まで一度も鳴っていなかったですから(笑)」と。
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確かに、着信の履歴も何も残っておらず、私のテスト着信の情報のみ。集客サイトにも掲載していないので、業者からの営業電話も全くかかってこないのでしょう。この環境、マンツーマンお一人サロンには非常に効率的な状態です!
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ただ、ご新規のお客様はどうなんだろう?と思っていると、こんなお話も。
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「既存のお客様は、オープン前からLINEなどで予約してくださっていて、お帰りの際には次回予約もしてくださる。さらに、新規の方もLINE@で登録してご連絡をくださるんです。私自身も『あ、ホントにLINE@で新規の方も来てくださるんだ!』って、最初は思いましたね。」
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ちょうど、
このお話の前に以下の記事を書きました。
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まさに、顧客と常連さんの時間を先にしっかり確保して、その他に新規の枠を埋めるという体制ができているのではと感じました。場合によっては、お一人体制という強みを活かして、常連さんからの深夜の予約受付をされることもあるそうです。まだオープンから1ヵ月ちょっとですが、そういうお一人での時間を最大限有効化できるような体制で、順調な売上見込みとなっている様子でした。
「電話の鳴らない美容室」
お客様にも、働く人にも快適かも?
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もちろん、お一人によるデメリットや、深夜受付などをすべてのお客様に、永遠にするわけにはいかないので、今後の課題として考えるべきこともあるのは理解の上でのお話でしたが、電話で話すということの重要性が、今までとは違ってきているのを改めて感じたお話でした。
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あ、そういえばこの前新規オープンの美容室で、ホ〇トペ〇パーのネット予約を、弊社ポスレジと連携して管理できる仕組みで導入したのですが、オープン前からこんな状態でした。
まだ、あまり予約が多くない日とは聞いていますが、うっすらと見えるピンクの「B」マークばっかり。ホトペネット予約がこれだけ多いってことです。もうずいぶん前から言われていたことですが、スマホネイティブな世代の方々は、やはり「電話(通話)離れ」も加速しているんですね。
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会う前に事前にできる限り情報を伝えるツールとして便利だった「電話」ですが、これがもう「文字」で完結できる時代が来ています。最後は「会って、顔を見て、話す。」これがもちろん大事ですし、そうしないと美容サロンは成り立ちませんが、来店前に情報がしっかりと伝えられる環境があって、さらにお互いの都合のよい時間でやりとりできるなら、すでに「選ぶ」そして「予約する」までに「通話」は必要なくなってくるかもしれません。
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あ、集客サイト一元管理については、以下にて詳しく書いていますので、気になる方はご覧ください。
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ちなみに、私も営業マンでありながら電話の利用頻度がかなり低いです。約4年前からSNS活用などに色々と取り組んだことで、LINE・Facebookメッセージ・インスタDM等、連絡の9割がスマホで文字で完結しているかもしれません。アポイントは特に、日時も文字として残るから確実ですね。1週間のうちに、お客様からの通常電話が5回も鳴らないこともあります。むしろ、その方が仕事の効率も上がっていると感じています。あ、最初にSNSで新規の製品お問い合わせがあった時は、私も「ホントにSNSでお問い合わせって来るんだ!」って驚いた気がします。
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あと、完全に余談ですが、年末に妻と3年ぶりくらいの夫婦ゲンカがあったんです。20年以上のつきあいの妻とは、おそらく3~4年に1回のペースで、ちょっと大き目なゴタゴタがあります(笑)そういう時は、私は感情的になって言い争うのが嫌いなので、ちゃんと話せる気になるまでほぼ無言になります。私、実は陰湿なんですよ。そんな時に、だいたいどちらか(妻の方が多いかな?)が「あまり先に延ばしてもお互いに良くないので…」みたいな言い回しから、お互いに家にいない時間でLINE等のやりとりが始まります。そうすると、顔や表情や言い方などのニュアンスを抜きにして、お互いにちゃんと文字でまとめて、伝えるべきことを伝えられる。で、お互いの悪かった点や妥協点を見出して、次にスッキリと話せる状態で顔を合わせられる。で、夫婦ゲンカも終了!って感じです。
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20年以上前には考えられなかったですね。20歳くらいの頃は、妻のポケベルを鳴らしてましたから(笑)どうでもいい余談で終わってスミマセン。
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