2018/03/30
新規客も増えているわけではなく…
固定客も減っている？
でも、気づいていないのでは？
この❝危険信号❞に！
美容業界オンリー１９年目の営業マン。
田中優勝です。
業種としては、美容サロン専門のポスレジ屋です。が、セミナー講師・営業マン・情報発信・経営サポート・コンサルティングなどなど、色々と活動しております。詳しくは≪プロフィール≫をどうぞ。
。
これは、もう『危険信号』でしょう！！！
。
〇新規客ＥＶＥＮとは？
ここ１年間の集客状況としては、新規集客数は横ばい。
〇固定客ＤＯＷＮとは？
サロンの新規以外の既存客が、徐々に減り、客単価・来店サイクルも上がることなく現状維持。
。
著書内のディスカッションでも、最も危険な段階と見ています。
＊キャリアの長いスタイリストが辞める。
＊若いスタイリストが育たない。
結果、オーナースタイリストの売上頼みの経営状態になる。
。
そんな時に・・・
「これは危険かも？」と感じるのか？
それとも・・・
「昔からのお客様もいるから大丈夫」
「まぁ自分がやるしかない！」
でしょうか？
。
そんな想いで、何とか盛り返そうとする。それも間違いではないでしょう。そんな状況から何とか経営を回復させて、成長できているというケースもあります。
しかし、実際にはこういうケースをデータ分析してみると、徐々に顧客離れが進み、スタッフ数が少ないために席を余らせながらも、お客様へのサービスを充実させることができない。ただ、スタッフ数は少ないので利益は残る。まあ、なんとかなるだろうと思っていても、１年間のお客様カルテ数は徐々に減っている。新規を増やすわけにもいかないので、多くの広告費をかけることなく、今まで通りの集客でオーナースタイリストの売上メインの経営になる。
。
その間、若いスタッフ達には・・・
「このまま、このお店にいて大丈夫なんだろうか？」
「オーナー以外の先輩も少なくなったし、学ぶ時間が無いかも？」
と、徐々に不安が高まっていく可能性もあります。
。
アシスタントは、オーナーと他の若いスタイリストのヘルプで手一杯。自分が、スタイリストになるための努力をする時間もない。
若いスタイリストは、時にはオーナーのヘルプに入ることもある。自分のお客様ももう少ししっかり対応したいと考えながらも、土日はオーナーのお客様も多くて気を遣ってしまう。
。
小規模サロンで１店舗４～５人くらいの場合、このような状況になっているかもしれません。この１年間の既存客カルテ数を昨年と比較してみて、下がっているならそれは１つの危険信号です！
。
ただ、これはあくまで一例。逆に、そういう逆境がチャンスになる可能性もあります！
。
「辞めたベテランのお客様は、みんなのお客様！」
「この機会を、若いスタイリストの成長のチャンスに！」
と、お客様引継ぎ施策や、アシスタントへのスタイリストデビューへの期待を高めるなど、ここからの「未来」を作っていくための体制づくりを強化すれば、この『新規➩・固定⇩』の状態からの回復が見込める可能性もあります！
。
そんな時、私はあえてオーナーには「お客様を増やさないでください！」と伝えることもあります。お客様の『数』を増やすのではなく『質＝単価と回数』を高めていただくようにお伝えします。結果、オーナーの売上が少し下がることもあるかもしれません。でも、その方がサロン全体の売上はアップするケースが多いです。
。
「結局、自分がやらなきゃ！」
なのか？
「ここが、サロン成長のチャンスだ！」
なのか？
。
それが、回復への分岐点になるかも？
今『新規客⇨・固定客⇩』になっているのかも？と感じたら、カルテ数分析で確認してみてください。そして改めて、個人頼みではない『サロンとしての成長』を選んでいただけることを願っています。
。
その他のマップ①～⑦のお話は以下より。
⑤新規客ＥＶＥＮ・固定客ＤＯＷＮは？
。
そんな全国各地で様々なサロンを見てきて感じたことから、色々と事例等を掲載している私の初の著書『ゆるガチ集客』は、以下より購入できます！
