どうも、田中優勝(まさかつ)です。誰それ?
という方
プロフィールを。美容サロンの皆様の
リピート集客サポーターと名乗っております。
カンタンに言うと、色々とやっている美容室・美容院・ヘアサロンのポスレジ(POSレジ)屋さんです。
。
そんな美容師Aの再スタートのお話です。
26歳で店長に!そして社長から、まさかの「A君、辞めてくれるかな?」という言葉。
。
それでも、この店での再スタートを選んだAは、翌日からアシスタントとして出勤した。もちろん、給与も待遇もすべて最初から。実は、その美容室は「店長に対応してもらう」ということにステータスを感じるお客様が非常に多い傾向にあった。だから、昨日まで店長だったAがアシスタントで、店長は別のスタイリストになっている。以前の店長だったAに対応してもらうつもりのお客様は「あら?A君じゃないの?」と、不思議そうに尋ねる。Aは「あ、はい。今日からアシスタントなんです。新しい店長が対応させていただきますので…」
。
Aにとっては、何とも言えない気持ちであろう。しかし、その想いとは裏腹にお店は円滑に回っていく。今まで「俺がやっているから!」と考えていたお店は、新しい店長の元で今までAが「奴隷」のつもりで扱っていたアシスタント達と、よい雰囲気で回っていく。お店は、Aのおかげで回っていたのではない。みんなが協力しているからこそ(これまでは耐えていたからこそ)、売上も上がっていたのではないだろうか?
。
ただ、まだこの時のAは「またここから這い上がってやる!」という反骨精神のような気持ちで取り組んでいた。
。
しばらくして、ある日Aは一緒に働く新人アシスタントと話す機会を作った。再スタートとなったAにとっては、新人アシスタントさえもお店の中では先輩として接しなければならない。しかし、やはり現実には仕事はAの方が早い。Aは新人アシスタントに指示をもらう立場にあるので、何とかしてもっと一緒によい仕事ができるようにしたいと考えたからだ。新人アシスタントをSとして以下の話を進めていこう。
。
A「Sさん、これまでの立場が逆転してやりにくいのは申し訳ないけど、もっと協力して仕事ができるようにしよう!」
S「でも、Aさんは今まで店長でしたから、やはり私には・・・。」やはり歯切れの悪い返事だ。
A「いえ。僕はこれからアシスタントとしてお店をサポートしなきゃいけない。そのためにも、Sさんに指示してもらうことも必要なんです。」
S「え、でも・・・。どうすればよいでしょうか?私にできることは何なんでしょうか?」
A「Sさんが思う、私にしてほしいことをみんなの前で指示してください!『A、これをやってください!』と!きっと、元店長だからって遠慮してますよね?それでは、本当に一緒に協力して仕事をしているとは言えないので!」
S「は、はい!ではそうしてみます。」
。
Aのこれまでの「俺がやってるんだ!」
という姿勢から「みんなと協力するんだ!」
という気持ちに変わってきたのが、この頃だったのではないだろうか?
。
そして後日、実際にアシスタントSは営業中にAに言った。
S「Aさん、○〇を持ってきてください!」
A「はい!!!」
。
周りの空気が変わった。その後、Aは言った。
ありがとう!
Sが勇気をもって接してくれたことで、今までよりももっとよい雰囲気で、みんなで仕事ができそうだと感じた。店長降格前の「アシスタントは奴隷」と考えていた頃には、絶対に考えることのなかったことだろう。
。
「ありがとう!」
。
今まで、お客様にはもちろん何度も言ってきた言葉。でも、きっと一緒に仕事をしている仲間に、後輩に、本気で伝えることができたのは、きっとこの時が初めてだったのではないだろうか?
。
そんな想いを持ち始めたAは、その後はシャンプー試験・スタイリスト試験と合格していき、アシスタントからの再スタートを順調に進んでいく。スタイリストになってからは、もともとの実力もあり売上も確実に増やしていく。もちろん、以前の「アシスタントは奴隷」なんて気持ちはもうない。「反骨精神」ではなく、周りのみんなと一緒に成長してきたいという想いが成長を支えていったのだろう。
。
再スタートから、本当の美容師として、スタイリストとして、さらなる成長を目指している中、またもや社長からの呼び出し。
「A君、話があるんだけど。」
。
。
近日中のセミナー案内。
5/29(火)
初の試み!限定6名で徹底実践塾!
。
6/11(月)
関西で噂の「動画最大活用」の名物ディーラー営業マンがゲスト講師です!
。
6/18(月)
集客&リピート&財務セミナーin鳥取
北九州で噂の「美容師さんとの交かん日記」のお話が聞けるかも?※近日詳細公開予定。
。
6/26(火)
噂の美容業界最強コンサルタントがゲスト講師です!