業種としては、美容サロン専門のポスレジ屋です。が、セミナー講師・営業マン・情報発信・経営サポート・コンサルティングなどなど、色々と活動しております。詳しくは
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こんなことを考えました。
どうでしょう?新規客数比率20%って。
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毎月100人のお客様が来る場合、その内20人が新規ということです。
総客数200人なら、新規40人。
総客数400人なら、新規80人。
総客数500人なら、新規100人。
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新規100人って多っ!
非常にシンプルに考えてみます。
客単価¥9,000×月来客500人
=450万(技術売上で考えます。)
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月間売上が450万でマックスのキャパのサロンだとしたら、その中で100人ってかなり多いですよね。でも、新規客数比率20%ってこういうことです。
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新規が毎月総客数の20%必要って、きっとサロンとしてリピート率が低くて、それを補うために必要な状況なんだと思います。あ、オープンしてすぐとか、スタイリストがたくさんデビューしたとか入社したとかではなくて、人員もそれほど変わらずに数年経過していると考えてください。
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仮に5席の美容室で月間500人のお客様に対応したいと考えます。(ちょっと多いかもしれませんが、わかりやすい数字で考えました。別途シミュレーションしてみた図をご希望の場合、お問い合わせください。)
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新規客数比率20%で、500人を新規と既存に分けるなら、以下になります。
新規100人・既存400人
5席で400人の既存客に対応しようとしても、まあまあの稼働率になります。そこに新規100人が入ってくる。そうすると、きっと既存客の希望の時間が奪われることも増えてくると思います。
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では、その既存客はどうなるのか?
*もう1週間、予約が先になる。
*もう1メニューが、提案できない。
*最悪の場合、他の店に=「失客」
あまりイイことは無いですね…
というか「危険な状態」です!!!
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もちろん、サロンの箱の大きさ・スタイリスト数・育成のタイミング・オープンからの期間・リニューアルなど、様々な状況によって新規客数比率は異なるとは思いますが、常時新規数比率20%を目指すことって、やはりデメリットも大きいのではないでしょうか?
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それでも売上がなかなか上がらない場合、新規リピート率も低いかもしれませんが、その5倍近くご来店されている「既存客のリピート率」も、きっと低いままで推移していると思われます。
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仕事上、美容業界の集客コンサルティング等のお話もよく聞きますが、サロンの集客目標数を決める時って、どんな根拠で決めているんでしょう?こういう時って、やはり「既存客リピート率」をまず確認してから決めるべきではないかと感じます。そんな「今から調べるどころじゃない!」っていうレベルで、既存客が減っていたら、もうそれは新規を集めるしかないかもしれません。でも、きっとほとんどの美容室がまだまだ「既存客」に対して打つべき手を打っていない状態で「イマイチ、売上が伸びない」とか「スタッフの売上がなかなか積上げられない」というお悩みを解消できずにいるのではと思います。
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そんな、リピート率アップについて取り組んでいただくことが、きっと「新規100人」よりも売上に貢献する比重は高くなります。私の美容業界19年目の経験値になりますが、3回以上ご来店されたお客様のリピート率(6か月計測)は95%を目指せます!売上アップに悩んでいる皆様。特に月間売上60万前後から、徐々に積上げていきたいと考えている方々。ぜひ、貴店・アナタの「既存客リピート率」を、改めて見直してみてください。そこから「まだまだできること」を見つけて取り組むことが、実は売上アップへの近道かもしれません。
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80%台なら90%を目指せます!
90%なら95%を目指せます!
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まだまだ「お客様からの信頼度」はアップできるはずです!
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