業種としては、美容サロン専門のポスレジ屋です。が、セミナー講師・営業マン・情報発信・経営サポート・コンサルティングなどなど、色々と活動しております。詳しくは
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昭和・平成・令和と、子どもの頃は何も気にしていませんでしたが、自分が生きている間に元号が3回変わると、改めて世の中が変化し続けていることを感じます。
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その中で今、自分自身が感じていること、息子たちが感じたことなどを書いておこうかなと。なので、特に美容業界への想いとかそんな感じではありませんが、何となく気の向くままに書いておきます。
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まず自分の中で思うこと。
「古いこと・新しいこと・厳しいこと・ゆとりあること・理不尽なこと・効率的なこと」
どれが絶対に正解!ということはないのかなと。
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自分、そして一緒に過ごしていく仲間と、価値観を共有しつつも押し付けすぎずに、充実した日々を過ごしていければよいのかなと感じています。物も情報も溢れていて、やり方によっては何でも手に入りやすい。そんな中で「私はこうだから、あなたもこうしなさい!」というのは通用しにくい世の中なのかな?と思います。
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話は変わりますが、昭和ってこんな感じでした。
お茶を入れる急須と湯呑み、ほぼ同じようなのが小さい頃の実家にもありました。ポットと炊飯器もこんな感じ。テレビもこのタテに2つのチャンネルが並んでいるのも懐かしい。電話はもちろん黒電話!掛け時計もこの文字盤が懐かしい!
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昨夜、池上彰の「ニュースそうだったのか!」を何となく見ながら、確かに時代は変わったな~。なんて感じました。
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その中で「1億総中流時代」と表現していましたが、確かにそんな印象ありました。人と違うことをするのはダメ!出る杭は打たれる!銀行同士の競争が生まれないように国が統率していた。でも、それだと競争がなく景気が上向かない。だから急に自由化される!そして低金利競争とか、安売り競争とか、工夫のない価格のみの勝負になる。そしてデフレに陥る。で、国の借金が膨れ上がる。
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それを見て長男がポツリ。「国って、先のことを何も考えていないんじゃな~。」と。
まあ、もちろんテレビでそういう感じに演出して放送しているところもあるので、そう感じたんだとは思いますが、純粋な子供の発言が何だか響きました。
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で、昭和ってまだ日本も戦争に関わっていた時代。ちょうど私の父が生まれた年が終戦でした。私の実家、非常に田舎ですので、父はまさに昭和の貧しい時代を過ごしてきたと聞いています。実は、幼い時は5人姉弟だったそうですが、父の姉(だったはず)2人は、まだ幼い頃に亡くなっているそうです。そして、実家の墓には戦死した祖父の兄(だったはず)の墓石があったり、さらに時代をさかのぼると、身元がわからず行き倒れた武士の墓石などもあったりもします。
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そんなことを、元号の移り変わりについて家で話していると、次男はこんな発言。
戦争がない日本は平和だと。これも、なかなか子供に教わることがあるな~と感じる発言でした。
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まあ、特に何が言いたいのか結論は無い内容ですが、44年生きてきた中でも本当に時代は変わっています。で、きっとそれぞれの時代の、それぞれの文化や生き方がある。44歳にもなると、10年・20年違う若い人たちと関わることも多くなる。もう、そのくらいになると、親世代も戦争を知らない時代。そりゃ、いくら歴史で学んでいるからと言っても、まったく同じ温度でそれぞれの世代を感じることはできないでしょう。
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そして、生活を囲んでいるツールもどんどん変わっている。火・電気・車・テレビ・インターネット・SNS・スマホ。同列に考えるものではないかもしれませんが、身の回りにあるものがこれだけ変わると、そりゃ便利で豊かに効率よくを求めるのが正解のように感じますね。でも、そういう便利で豊かで効率よいだけじゃないことが、逆に幸せと感じたり意味があることだったりする。
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今、日本で「働き方改革」とか言われていますが、もちろん重要なことではと思います。でも、逆に「そんな、それなりに働いてそれなりに幸せ」ばかりでよいのかな?という気持ちもわかります。昭和の「24時間戦えますか?」はやりすぎだとしても、若い頃に何日か睡眠不足になるくらい必死で仕事に取り組んでみることも、それが将来に役立つことも多いと思います。最近、ちょっと業務を詰め込み過ぎている私も、これを見せるべきという想いと、見せないように余裕あるフリをした方がよいかも?という想いが、両方あります。一応、今はやや見せています。それで「40代で、あんな仕事はやりたくないな~。」と思われるか「40代でも、まだまだあんなに頑張れるんだ!」と、どう捉えられるかわからないですけどね。まあ、捉え方は自由です。
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ちなみに、スポーツの世界などでは今でも体育会系の「理不尽」によって、心やメンタルが鍛えられて成果につながりやすいケースもあります。逆に、気持ち以外の面では、科学的で効率的なトレーニングも重要でもあります。
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私の実家について社内でこう話しました。
「ウチの実家、70歳になる母が一人で山奥に住んでいて、畑仕事しながら住んでいるけど、美味しい野菜とお米もあって、車も運転できるから、寂しいかもしれないけど、悪くない暮らしではあると思う。」
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それに対して…
30代の関東出身女性スタッフ
「あ~。そういうのもいいですね。ゆっくりと、自然の美味しいものを食べられるって、なかなかできないかもしれませんね。」
20代の関東出身女性スタッフ
「え~!絶対できないです!車とか持たなくても生きていける生活がいいです!何でもやりやすい便利な環境でいたいです!」
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まあ、そんな感じで、時代も文化も世の中も、それを取り巻く環境やツールも変化しているから、1つの価値観が絶対!みたいな世の中ではなくなっているんでしょうね。
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「価値観」を「押し付けすぎずに共有」する。
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これがテーマなのかなと、何となく感じている今日この頃です。まとまりなく、3元号をまたいできた44歳の想いを書いてみました。
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