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『また来たい!』=リピートですね。
この『リピート』こそが、実はお客様からの『最大評価』なのではないでしょうか?
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当たり前すぎることですが…
*1人も失客しなくて、2人の新規が来てくだされば、プラス2になります。でも、その新規も失客するかもしれないです。
*1人しか失客しなくて、5人の新規が来てくだされば、プラス4です。でも、その5人の新規も失客するかもしれないです。
*6人失客していたら、5人の新規が来ても、マイナス1になります。さらに、その5人の新規も失客するかもしれないです。
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この当たり前、実は数字で明確にしている美容室がまだまだ少ない!さらに、ここ最近の美容業界では、むしろこの失客・リピートより『如何に新規集客数が多いか?』に目を向けている人が多くなっているのでは?と感じてしまう時もあります。
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先日ツイッターである投稿を見ました。
「今月、最高売上!新規が少なかったのは課題ですが、顧客の皆様に感謝です!」
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理想的ではないでしょうか?
既存のお客様が離れずに何度もご来店いただき、積み上げられてきたからこそ、新規が少なくても最高売上になったということ。さらに、何度も来ていただき関係性がより深まることで、客単価も来店サイクルも上がってきます。だから、新規ばかりを多く増やさなきゃ!というマインドではなくても、既存のお客様の信頼=リピートや客単価アップで、売上を伸ばすことはできるんです!
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でも、この『理想的な状態』について。
*なぜ、若い美容師さんが、イメージできないのでしょうか?
*なぜ、ベテランから若い美容師さんに、イメージさせていないのでしょうか?
きっと、売上を構成する分析数値が明確でないからというのも、原因の一つではと感じます。
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①『新規数アップで売上アップだ!』
②『顧客数アップ売上アップだ!』
③『関係性強化による客単価アップ・来店回数アップで売上アップだ!』
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このスタイリストとして成長するための、重要な段階を明確にしてくれるのも『リピート率』の大きな役割になるのではないでしょうか。
◆新規リピート率が40%!だから、10人集めても6人減る。
◆今、既存客は100人。既存客リピート率は90%で、10%は失客するから90人になる。新規10人+既存90人で100人。でも、新規6人失客するので、最終的に94人。
これでは100人を維持できません。
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では、100人にするには?
◆40%のリピートのままで、新規20人にすれば、8人増える!
集客コストを上げる。集客方法を増やす。色々とやるべきことはあるでしょう。新規をたくさん集客し続ければ、いずれは売上アップできるかもしれません。でも、この場合でも既存客リピートが90%のままなら、90人+8人で98人。
100人維持には届きません。
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なので、以下の考え方がおススメ!
◇新規リピート率を60%に上げる!
◇既存客失客を95%に上げる!
新規10人+既存95人で105人。
で、新規4人失客なら、最終的に101人。1人プラスになりました!
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ちょっと数字遊びみたいになりましたが、このように成長速度の速いスタイリストの場合、しっかり分析してみると『お客様が積み上げられていくことを裏付ける数字』=『リピート率』が高い!ということがわかります。実際に、同時期にデビューしていても成長速度に差がある場合、1回の単価だけではなくこの『リピート率』にも大きな違いが現れます。特に、成長中のスタイリストにとっては『新規リピート率』は非常に重要!まさにお客様の積み上げが、数字としてイチバンわかりやすく見えますから!
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では、リピート率アップのために、どうするのか近道なのか?それは…
「リピート率が高い人のマネをする!」
同じお店・同じ美容師・同じメニューで、お客様に接しているのですから、キャリアや個性の違いはあっても『リピート率が高い!』というお客様に評価されている明確な数字があるなら、それはきっとそのサロンの模範でもあります。ぜひ、その『リピート率が高い』スタイリストさんに『何をやっているのか?』を話してもらったり、周りから見て『なぜリピート率がよくなるのか?』と思うことを話してみてください。そんなミーティングをやってみると、お店の『リピート率が高くなるためにやるべきこと』が、明確になって共有しやすくなるはずです。
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他、『リピート率UP』のヒントを少々。
〇新規リピート率UPには?
*ご指名に本気の『ありがとう!』
*最初に『当店になぜ?』を聞く。
*他店の『イヤだったこと』を聞く。
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〇顧客リピート率アップには?
*予約を断った時の電話フォロー!
*『気遣い』を『言葉と態度』で明確に!
*ライフサイクルと来店を関連付ける!
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他、過去記事でも詳しく書いています。
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