簡単に言うとポス(POS)レジ屋です。が、セミナー講師・営業マン・情報発信・経営サポート・コンサルティングなど、色々と活動しております。
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連載型ブログとして年末までに全6回書いていく予定の「再来率アッププロジェクト①~⑥」の②の章になります。
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②既存のお客様の❝再来率❞が低いと…
どうなる?
どうなると思います?お店・スタイリスト個人にも、起こりそうなことを箇条書きにしてみます。
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*売上がなかなか上がらない。
*客単価がなかなか上がらない。
*成長に時間がかかる。
*次のスタイリストが育たない。
*地域で評判の店にはなりにくい。
*地域で悪評が広がる可能性もある。
*新規客増に頼った売上構成になる。
*新規集客コストが多く必要になる。
怖!!!
書けば書くほどコワいです!まだまだありますが、もう書きたくないくらいです!!でも、この「既存客再来率」のチェックができていない美容室が非常に多いのも現状です!
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逆に、既存客の❝再来率❞が低くてイイことってあるんでしょうか?
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「新規がたくさん入れられる!」
「常に新しいお客様で刺激がある!」
「ベテランのマンネリを防げる!」
「一度は行ってみたい有名店になる!」
「常連さんに気を遣わなくてもイイ!」
「ずっと新鮮な気持ちでいられる!」
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イイこと。なのかな?逆にこれをとことん目指してみるのもちょっとスゴイのかも?なんて思う部分もありますがメチャクチャコストがかかりそう!1000軒に1軒くらいは、美容業界に登場するかもしれませんが、美容室という『リピートビジネス・地域密着ビジネス』での成功法則には当てはまりにくいですよね。
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そんなサロンは・・・
「全国のどこからでも、当サロンの〇〇を求めて、1回きりでよいのでぜひ来てみてください!それが私たちのウリです!」(そんなバカな…)
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う~ん…。リピートビジネスとして、継続して繁栄できるイメージが浮かびません。なので、やはり一度は来ていただいた既存のお客様の❝再来率❞は重要です。ぜひ、この❝既存再来率❞が「低いのか?高いのか?適正なのか?」を意識していただき、サロン・スタイリストの繁栄の継続にお役に立てていただきたいです。
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ちなみに、こういう❝再来率❞についてのお話には「そんなに❝再来率❞とか意識しなくても、目の前のお客様に一生懸命であれば、自然に売上アップしてくるよ!」そんな声も聞こえてくるかもしれません。それはそれで正解だと思います。しかし、データを見るポスレジ屋としてあえて書きます。「自然に売上アップしてくる」人は、きっと既存客の再来率もよいはず!逆に、なかなか「自然に売上アップ」しない方は、きっと既存客の再来率は低く、そこに意識がいっていないから「新規で何とかしなきゃ!」という意識になっているはず。
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まあ、サロンの置かれている地域や状況にもよりますし、既存再来率の低さを補える新規集客数があり、その新規入客への経験を高めることで成長を促そう!という戦略を続けられるなら、それはそれでアリかもしれません。しかし美容業界の90%以上は顧客重視の戦略が必要なはず。なので、私は『顧客重視』のスタンスで再来率について伝えています。
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再来率について、すごくシンプルに考えるとき、以下のような表現をします。
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100人の既存のお客様がいて…
①既存のお客様が5人いなくなった。
→成長(補う)には、新規5人必要!
②既存のお客様が10人いなくなった。
→成長(補う)には、新規10人必要!
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当たり前でもありますが、そうでもない。
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10人の既存客がいなくなったとしても、残り90人の既存客が、もっと何度も来てくださって、もっと多くの金額をお支払いしてくださっていると、実は新規10人を確保しなくても、売上はアップしていることも多いです。それはそれでよいことです。でも、そんな時こそ❝既存再来率❞のチェックって、おろそかになってしまうんだと思います。そして、実際にはお客様が減っているんです!徐々に衰退に向かっているんです!(それを、どう解決するのかは?また別の記事で書きます。)
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❝既存再来率❞が低いとどうなる?
意識していただければ幸いです。
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アナタのサロンの既存客のリピート率は…
何%ですか?
目標90%以上で!※田中優勝調べ
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この内容について、
Youtubeで動画も公開しております。
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次は、その❝既存再来率❞をアップするには?ということについて書きます。
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年末までに⑥までかけるかな…。
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余談ですが、私は美容室電門のポスレジ屋として営業マンを始める前は、自動車整備工場の顧客管理システムを販売していました。お客様がいて、購買履歴・修理履歴・点検履歴などを確認して、年賀状やお誕生日などのハガキを出す。他、整備費用を算出する作業工数や、部品のデータベースがあって、正確な見積ができる!というのが大きな役割です。この中で、大きな違いは「車検」という「国が決めた来店日」があり、「業界が決めた作業工数や部品の適正価格」がある。ということ。美容室には、この日に行かなければ法律違反になる!というような「車検」はありません。自動車整備業界は「車検」を基準に「失客」をチェックしていましたが、美容室はどうなっているんだろう?と感じました。
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なので、美容室専門ポスレジの再来率分析を見た時に、素直に「スゲー!」って感じました!
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「国の決めた期日がなくても、こうやって『毎月ご来店されたお客様が、ちゃんとまた来てくださっているのか?』を確認できるんだ!これなら、逆に『来ていないお客様』を見つけることもできるから、そこに対策もできるし、危険な傾向を察知できるな!」
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25歳の時に、私が美容室のデータ分析等をサポートする製品を提案し続けよう!って決めた要因の一つかもしれません。
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そんな、18年間美容業界オンリーな営業マンが、熱苦しく作成した、リピート・集客・単価アップに役立つサロン応援小冊子は以下の記事より、無料ダウンロード可能です!