2018/03/30
この機会に「社内SNS」を強化したい!
おさえておくべき
7つのポイントとは!
美容業界オンリー20年目に突入!
の、美容業界活性化を応援したい営業マン
田中優勝は、美容室専門のポスレジ屋です。
会社としてのオフィシャルな情報を増やし、ホームページとSNS公式アカウントで定期的に発信する。ホームページ・Facebook・Instagram・Twitter すべてにオフィシャルな情報発信を行う。
上記3つのSNSではオフィシャルに企業のアカウントを作成して、ホームページのTOPにも貼っておく。ホームページの更新情報も、各SNSでもシェアして、相互に発信することで情報量を増やし、拡散の可能性も高める。
「発信はインスタが得意!」「調べるのはTwitterが便利!」「良く知っている人の動向チェックはFacebook!」と、人によって、目にしやすいものはそれぞれです。なので、各SNSをすべてアクティブな状態にして、入り口を増やしておくべきと考えます。(Youtubeは少々難易度が高いですかね。TikTokはまだ早いかもしれませんが、今後は重要かも?※一応、私はどちらもやってますが…)
弊社の場合、先日ホームページで公開した「コロナ対策ポスター無料ダウンロードサービス」は非常に好評でした。お客様が利用するではなく、美容情報メディアに掲載されたり、知らない人や業者さんにも、シェア・リツイートされていました。今このご時世ですから、美容業界に役に立つ情報発信は非常に大切ですね!
ある某美容専売品メーカーの、女性誌とコラボした「ヘアケア製品プレゼント企画」の➩Twitter投稿は、約9600リツイートと非常に盛り上がっていましたね!これは、業界だけではなく一般消費者にもそのメーカーの知名度が上がったので、今後の美容サロンでの販売にも影響があるはずです。(売りやすくなる!とチャンスに捉えるのか?サロンをすっ飛ばして直販する気か?とピンチに捉えるのか?そこは、考え方次第でしょう。)
他、自社のことを発信するだけではなく、美容業界のニュースも感想を添えて投稿することで情報量を増やす。社内で共有メールしているような情報も、今後は代表者の感想を一言添えてホームページ等でもする。それを、Web責任者は各SNS公式アカウントでもシェアする。とにかく、色々なメディアに情報発信を継続することを始めるべきです。
各営業マンは①の「オフィシャルな情報発信」を、必ず一言添えてシェアする。単純な感想。自分ならこうするという案。こうなるのかも?という予想。などなど、パターンを考えておくとやりやすいでしょう。
「これはいい!」「ぜひ読んでほしい!」「私ならこんな方法もアリかな?」「大変です!」「今後どうなるのか?」という感じですね。
Facebookではシェアボタンをクリックすると、そのままシェアするだけか、コメントと一緒にシェアするのかが表示されます。Twitterでは、ただのリツイートか引用リツイートかを選べます。(Twitterなら、ただのリツイートでもそれなりの反響はありますね。)Instagramは、ツールでRepostできるらしいですが、私がやっていないので説明できません。個人的には、インスタ内での拡散を狙うよりも、FacebookやTwitterにリンクをシェアして拡散させる方が、カンタンでわかりやすいかと思っています。
美容業界にお役に立つための情報が、会社としてオフィシャルに発信されていれば、それを営業マンとして世の中にシェアすることは、難しいことではないですし、好感を持たれる可能性も高いです。ぜひ、取り組んでみましょう!
これまでできなかった理由として、自分で考えて何かを発信するということには「勝手な事」と捉えられるリスクもあります。なので、ここは「会社がオフィシャルに発信していること」をシェアするという方法で、営業マンのリスクを減らしてあげましょう!
営業マンが投稿・シェアするための社用アカウントを作る。SNSアカウント=Web上の社員証や名刺という認識を持ちましょう。
Facebook・インスタ・Twitterでは、今までの個人で作ったアカウントではなく、その会社の営業マンとして、発信用に別にアカウントを作成してもよいでしょう。「田中@EXCEED-system」のような名前で。美容ディーラーさんで、このような方法で発信しているケースがありますね。
個人アカウントは、どうしてもプライベートなつながりもあることで、会社としての情報発信と言う点では向いていないケースもあります。人によっては、昔からの知り合いに「何あいつ?最近いきなり頑張り始めたよ~(笑)」なんて見られることを嫌がるという考えもあります。他にも「俺、少し前にヤンチャなことしてたからな~。これ、昔のプライベートな友人や、今は距離をおいているヤツに絡まれるのも面倒だしな~。」という考え方など、当たり前に個人アカウントを活用している人とは考え方が違います。これは、どちらが正しいとも言えませんし、会社としてはそういう意見も汲み取るべきと考えます。(私自身、妻から「アナタは普通の人に比べて、オープン過ぎるのよ。頭のネジが少し違うから…」と言われ続けて、最近やっと理解し始めたことです。)
なので、この機会にアカウントを一新して、会社組織の営業マン用に統一するというのも、全体で取り組むための方法の1つでしょう。大手美容室チェーンでも、このような方法で拡散力を上げているケースがありました。こちらは、求人にも大きな影響があると聞いております。会社として、個人の価値観を尊重したうえで取り組むということ、これも全体で取り組みために重要なことかもしれませんね。
もちろん、今の個人用アカウントのままで、会社としてのオフィシャルな情報として発信できるというなら、それがイチバン早いし拡散力も高いとは思います。しかし、このSNS活用ということに関しては、性別・年代・性格・今までの生き方等によっても、捉え方や価値観は人それぞれです。なので、やりやすい環境づくりも大切な要素ではないかと考えます。
各営業マンのSNSアカウントのプロフィール情報は、最低限はルールに基づいて作成しておく。
顔写真・カバー写真・会社名・美容業界営業歴・所属拠点等、基本的な情報と自社サイトや製品案内ページのリンクまでは、必須の情報として整備する。何をやっている人かわからないようなアカウントは、拡散や認知度アップの効果が下がります。なので最低限の情報は準備するべきです。せっかく良い情報を発信しても「で、結局この話をシェアしてるこの人は誰?何のために、こんな情報をシェアしてるの?まあ気にしなくてもいいか。」となってしまっては、せっかくのチャンスを自分から手放しているようなものです。
Facebookは、自己紹介文の他に、かなり多くリンク貼れます。Twitterは自己紹介以外には、リンクは1つしか貼れませんが、実は自己紹介内にURLを入れてもリンクとして機能します。ただし、自己紹介文が減りますので、書き方のバランスも重要です。インスタは、プロフィールページに1つリンクが貼れるだけです。(インスタで複数リンク貼るツールもありましたが、めんどくさいし分かりにくかったです。やはり、インスタは画像・写真がメインの世界ということなのでしょう。)それぞれの特性を活かして、上手に組織人としての自分を案内しておきましょう。きっと、皆様が心配している以上に「いいね!」と、好感触が得られるはずです。
Facebook・Instagram・Twitterで、それぞれ統一性を持たせて作成するほうがよいでしょう。背景・カバー写真等は、色合いも統一しておけば、誰かの目に留まった時にも印象が残りやすいです。
その他は、自由に自分の紹介等を作成してもよいですね。オフィシャルな情報・製品・サービスに興味を持ってもらえても、その営業マンの『個』が見えるかどうかで、実際に問い合わせたり仕事のオファーをいただけるかは変わってきます。逆に、そういう『個』が継続するためのリスクやジャマになると感じる方は、ルール化された自己紹介のみにしておくのがいよいでしょう。それも、組織のルールをしっかり守れるという『個』ですから。他が変えていけば、逆に一貫して『組織のルール通り』の方が目立つ可能性もありますから。選んだ方向性で、継続できれば問題ないです。
営業マンとしての社用アカウントに、今の個人アカウントでつながっているお客様や業者さんを移動していく。これは、単純に友達申請したり、フォローしたりし直すということです。情報発信に敏感な方であれば、Facebook・インスタ・Twitterの3つはやっている可能性が高いでしょう。なので、1つでつながったら、せっかくなので他にも申請・フォローしましょう。もちろん「メッセージ付き」で、ちゃんと挨拶して申請してくださいね。特にFacebookは。インスタ・Twitterに関しては、ここの部分は緩めですね。お互いのフォローが承認制ではなく、一方通行でも成り立つ仕組みですから。
これまでのSNSお友達の中に、意外にも業界内のインフルエンサーとして、発信で影響力を持っている人がいる可能性もあります。そういう人とつながりがあるだけでも武器です。Facebookで目立っていなくてもTwitterで。Twitterで目立たなくてもインスタで。という感じで、どのSNSに強いのかは人それぞれです。なので、せっかくなら全てのSNSで相互フォローになっておくとよいですね。発信者にとっては、投稿にリアクションしてくれることは好感が持てますし、あの人が見てくれているんだなと、印象に残りますので。
可能なら、最も力を入れていそうなSNSはチェックして、いいねしたり、たまにコメントしたり、さらにシェアしたりすれば、その背景にいる美容業界関係者の方々の目に留まる可能性も高まります。つながるだけではなく、リアクションすることで、こちらの存在を知ってもらい、良い意味で既にある影響力に便乗させていただく。そんな、自分の存在を認識してもらうという行動もSNS上での営業活動のひとつです。最初は抵抗があるかもしれませんので、リアルでも仲の良い方から始めるべきですね。それ以外の関係が浅かったり、SNS上だけのつながりの方には、コメントが多いものとか、本当に強く共感して、何かを伝えたい場合に、コメント・シェア等をするべきでしょう。ただ「便乗したいだけ」の行動は、やはり見透かされてしまいますから。私は、ちょっとそういう「場」や「空気」を読むよりも、ついつい行動が先走ることがあると自負しているので、意外にもこういう部分は気をつけるようにしています。
徐々に、会社としての「オフィシャルな情報」以外のことも各営業マンが投稿できるようになる。結局は、やはりオフィシャルな情報だけではなく、それぞれの「個」が見える発信が「共感」になり、あの人のあのサービスに興味がある!ということにつながりやすくなります。
私のケースですが、6月下旬のアイラッシュ業界のオンライン講師依頼があった方は、昨年6月に一度会ったきりでした。しかし、トレイルラン等が好きな方で、そのステキな投稿が良く目に留まってて、私もラン好きなのでよく「イイね」していました。SNSは、そういうリアクションや絡みがある人を、それぞれのフィードに見られやすくする仕組みになっているので、きっとお互いのSNS上での行動が、お互いに目に留まっていたのでしょう。そこで、約1年を経てお仕事の依頼があったということです。
やはり、仕事以外の『共感』も大事ということです。私の場合は、マーケティングを学んでからは、仕事である美容業界関係以外の情報は「家族・料理・サッカー・ラン・お酒の場」を、主なコンテンツとして発信しています。最近は「お酒の場」はオンライン飲み会になっていますが、毎日何かしらの情報発信をするとしたら、仕事関係だけでは正直ネタがすぐ無くなります。最初から、色々な情報発信をしていくのは難しいですが、今後『共感』のためにも、上記の様なことも意識しておいてください。まあ、仕事関係だけで常に発信し続けられるというのも、ひとつの『個』です。なので、どれが正解という訳ではないですが、自分なりにできる情報発信を、色々とやって見出してみてください。
他、ある分野で影響力がある人との食事やお仕事は、他の人から見ても反響は高くなります。なので、状況にもよりますが、タグ付け等で知ってもらえるように投稿するのも、今後できることとして意識しておくべきですね。できれば、ストーリーだけではなく、蓄積されてストックとなる情報として、通常の投稿もしておくべきでしょう。ストーリーにはストーリーの良さがあります。一定時間で消えるとはいえ、基本的に友達の目に留まるように流れてきますから。ただ、SNSはフローコンテンツと言いつつも、過去の投稿の検索もできますし、良い情報はシェアされます。こういう動きは、できる人から徐々にやるべきですが、ここまでできるようになったら、きっとSNSで情報発信するということに慣れてきていることでしょう。
1年、いや半年は、必ず継続して、少しでも反響があったことなどは共有しましょう。始めてすぐに結果が見えるわけではありません。続けることで、SNSという今まで目に見えなかったコミュニティ内で、徐々に影響が高まってきますから。それまで『継続』しましょう!
実際に、商談などで会って話してみると、商談きっかけはあるビジネスパートナーさんの紹介だったとしても「実は、○○さんの投稿で半年前から知っていて」というケースも出てきます。そういう商談きっかけ以外にも『最初に知ったきっかけ』をしっかりとヒアリングして共有しておかないと、SNSに取り組んだことによる本当の反響や効果が見えなくなります。
例えば、商談を担当した営業マンから「あ、先日の商談、実はA君のことも、SNS発信で他で知っていたみたい。どうやら、A君の担当サロンのSさんとも知り合いみたいだね。ありがとう!」というような言葉も非常に重要です。それぞれの努力の成果を見える化できるようにしておくことも、やる気と継続につながります。場合によっては、それも業績としての成果にするルール作りも必要かもしれませんね。(ここには、手柄を独り占めではなく、みんなで会社の売上を作るという意識が非常に大切になりそうです。)
そして、紹介する人にも「あの、時々〇〇なことを発信してる□□社のAさんを紹介します。」というようになってくれば、これは非常に大きな成果と言えます!そんな動きが、どの営業マンからでも、どこの営業拠点からでも、徐々に出てくればいいんです!
そういう意味でも、お互いに『応援』し合うことも非常に重要です!そして、その方が成果・拡散力も上がりやすくなります!
『応援』とは、具体的にはそれぞれのSNS等の発信を、可能な限り「いいね」するとか、本当に共感するなら「コメント」したり、発信された内容が良ければ「シェア」するということです。それぞれが『我関せず』というスタンスではなく、営業マンとして美容業界で自社の認知度を上げていく。そして、それをみんなの成果として捉えていくという考え方も重要でしょう。
(こういう部分は、日本のセールスにおいての『個人の数字評価主義』は、急に変えられるものではないので、仕組みやルールの変化と、変化への理解が必要になってくるでしょう。特に、若い営業マンは成果主義が主ですし、個人主義で成長することも重要ですから。このSNSということへの取り組みを正しく評価するというのが、実はイチバン難しいのかもしれません。)
『スマホ1つで、全国につながる可能性がある』ツールと言えるSNS。それが無料で誰でも使えるんです!それは、取り組む『規模・人数』が多いほど、大きな成果につながる可能性も秘めています。
例えば・・・
「あ、そちらの東京オフィスの営業さん、有名な美容師さんと色々と仕事してるんだね。スゴイね!」と、福岡で言われるかもしれません。
「広島のあの美容師さん、実は地元の友人なんです!彼が導入してるなら安心ですね!」と、東京で言われるかもしれません。
お互いを「いいね・コメント・シェア」するという『応援』で『継続』して、生まれた成果も『共有』する。さらに言えば、その数字には見えにくい成果も『評価』する。そうすることで、よりよい相乗効果が生まれる可能性を高めていきましょう。